「あられちゃん」のブログ記事をみて

「いいな」と思った映画「梅切らぬバカ」を

見てきました。

 

50歳の自閉症の息子を世話する母親の愛と

その家族と近所の触れ合い、

障害者施設(グループホーム)建設に反対する

住人との関わり合いを描いたドラマです。

 

「樹木にはそれぞれ特徴や性格があり、

それらに合わせて世話をしないとうまく育たない」

という意味がタイトルには込められているんだそうです。

 

映画監督は和島香太郎さん。38歳です。

一人暮らしをしている自閉症の人の

ドキュメンタリー映画を製作した経験を活かしての

今回の映画。配給・宣伝は、

ハピネットファントム・スタジオ 文化庁委託事業です。

 

自閉症の息子役に塚地武雄さん。

その母親役は加賀まりこさんです。

加賀まりこさんと言えばデビューが17歳。

小悪魔的でした。

現在は78歳(1943生)。

一緒に暮らしているパートナーには

自閉症の息子さんがいます。

3人で生活しているそうです。

「日常全てが親としての修行です、

忍耐強さを鍛えられ母として強くなれました」。

現在のご自分の体験を踏まえての演技。

なるほど説得力のある演技でした。

 

塚地さんはほとんどセリフがありません。

目の動き、指先の動きだけで他人への気遣いや

母親に対する優しさを表現しています。

 

横浜市で実際に起きた「障害者施設(グループホーム)」

建設反対の市民運動もヒントになっています。↓

障害者を世話する親の高齢化が問題になっています。

加賀さんの

「このまま共倒れになっちゃうのかね」というセリフが

印象的でした。

各地でそのような障害者を受け入れるべく施設建設が

進んでいますが、住民の反対にあって建設が遅れたり、

失敗したりしています。

反対理由は、

「子供たちの安全を守るため」

「住民環境の悪化」

「家の価値が下がる」

といったものです。

 

建前では施設の重要性は理解できても、

実際に自分の家の隣に建設されるとしたら・・・

 

考えさせられる映画でした。

 

※グループホームというのは、

2人以上10人以下(これを1ユニットという)に

玄関、浴室、洗面、トイレ、台所、食堂、居間があって、

部屋は7.43平方メートル以上、そして防火設備が

あることが条件です。

一般の住宅を解放して利用することも可能です。

 

あっぽ