散歩でよく通るところにある

おかしなお店でした。

最初は金物屋というか工具屋でした。

クワとかカマとか植木用ハサミとか

があって、刃物類を研ぎもしていました。

そのうち、

骨董品なんかも売るようになって、

店主は晴れた日、中古の品々を

歩道(公道)を泡だらけにして

洗っていました。

陶器の「ほていさん」が

行水していた時もあります。

 

コロナになってマスク不足になると、

めちゃくちゃな値段で

マスクを売り出しました。

「列を作ってお並びください」と

書いてありますが一度だって

客がいるのを見たことがありません。

 

どこでもマスクが手に入るようになると、

あっさりマスク屋をやめて、

今度はバッグを売り始めました。

バックback」と書いてありますが、

これじゃ、「後方」か「背中」です

山葡萄のツルで作った手作りの

「バッグbag」です。

高級品です。

ふつう3万以上10万以上のものもあります。

最初は値札も貼ってありました。

でもそのうちに

「値段はバッグの中にあります」という

紙が貼ってありました。

(とても怖くて中に手を入れられません)

全部で12個あった山葡萄のバッグは

初めは30%引き。

それでも売れないので50%引きに。

そして「売約済」の紙が貼られ、

3個は売れて在庫9個になりました。

 

でも、

今日通ったら、

店の中が空っぽに。

潰れたのでしょうか。

 

あっぽ