母が患っている脊髄小脳変性症のお話を継続的にしています


この病気にはゆっくりと症状が進む、という特徴があります

だから緊急的に何かする、ということはありませんでした


主治医から、

「脳の萎縮を遅らせる薬の投与をやってみるか」

と聞かれ、当然やってみました。

母には合いませんでしたので、1回か2回でやめました。

投薬したら気持ち悪くなった、と言っていました。


多分最初から望み薄だったのでしょう、先生もやるまえから

「お母さんに合うかどうかわからないけど」

とおっしゃってました。


リハビリのような運動の訓練で、進行を遅らせる試みはしました。

でも長くはやりませんでした。

本人はとても辛かったようです。


私は、家族ですが当事者ではありません。

根性論ではないですけど、

「頑張れ、頑張れ」

ばかり言ってました。

でもそれは、母に酷なことを「要求」しているようなものでした。


筋力の問題ではなく、運動機能の神経の問題なのです。

母の脳が「動け」と頑張って手足に命令しても

それが伝わらないのです。

頑張りようがないのです、きっと。。。


リハビリの先生が何回目かに診療してくださった時、

「お母さん、相当今辛いでしょう(^^)無理しないでいいんですよ」

というような言葉をかけてくださいました。

私は、先生というのは

「もっと頑張らないとあとで大変ですよ」

と言うのだと思っていたので、驚きました。

でも母は、その先生の言葉を聞いてほっと安心したような表情になりました。

肩の荷が降りた、そんな感じでした。


当事者でない人が「頑張れ」というのは簡単です。

でも当事者にとってその言葉は応援にならないこともあります。

私の「頑張れ」は、母にとっては拷問でしかなかったようです。


先生の言葉を嬉しそうに聞いた母を見て、そう感じ取りました。