イタリア、フィレンツェにて妖怪展へ行く | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

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フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

日本の皆様


おはようございます。


9月半ばの週末、フィレンツェは久しぶりに天候に恵まれ、カラッとした青空が広がっていた。


週末ぐらいは家族で何かしようと、朝寝坊はしたものの、

高校の授業がある長女以外の三人で、フィレンツェ中心部へお散歩に繰り出す。


考古学博物館に行く予定で、家を出て、アヌンツィアータ広場に差し掛かった時、


「ああ、懐かしいなぁ。ここのプレイルームには子供たちが本当にお世話になったよね。」

そんなことを主人と話しながら通り過ぎようとする。


捨て子養育院併設のプレールームは、特に長女が小さい時は、お誕生会をしたり、イベントに参加したり、保育所や幼稚園が終わってから遊ばせる場所として、かなり活用させてもらった。


その捨て子養育院の美術館が、改築されて最上階にはドゥオモを一望できるおしゃれなカフェまでできた。


このカフェも何度も利用している。

カフェ情報はこちらのブログをご参照ください。




(上のブログでは火曜日休みと書いたが、先ほどチェックしてみると休業日は記されていなかったことを付け加えます。)



捨て子養育院美術館の

常設展は幾度か見たことがあるのだが、今回主人が気になっていたのは、

「日本の妖怪展」


日本から戻った直後も誘われたのだが、

私は浮世絵などは日本の美術館で見てきたし、

鬼太郎記念館にも長女の友人のイタリア人たちを連れて行ったし、


うーん、あまり乗り気になれず、断っていた。


あれからひと月以上経ち、まだ展覧会はやっていた。


今回もスルーかと思いきや、次女が考古学博物館より、こちらの方が見たいと言い出す。


まあ、それならばと決定。






妖怪の絵のパーツを探し当てるゲームに参加して、商品獲得を目指しながら、進む。



こちらは、番町皿屋敷のお菊さん。


今ひとつ乗り気でなかった私もこれを見たあたりから気分が上がって来る。


何せ幼稚園時代のお気に入りの本は、日本幽霊話と、世界幽霊話。字が読めない頃から親に読み聞かせてもらって、しっかりと頭に刻み込んでいたから、説明文を読まなくても、


これはお菊さんが皿を持って出てきたところだと一目瞭然だった。


「一まぁい、二まぁい、三まぁい…」と続くあのシーン。


その横には牡丹灯籠のお露さん。こちらは下駄をからんころん、からんころん。


そして一番恐ろしい浮世絵は、やはり四谷怪談のお岩さん。


歌舞伎でも、後半はかなり酷い姿になりますよね。


美しい人たちが幽霊になって男たちに復讐する。

お岩さんは、毒を盛られて美しい姿が変わり果てるから尚更、可哀想でそして怖さも百倍である。






北斎や広重などもあり中々の充実度。


忠臣蔵討ち入りの様子や、四十七士、相撲の取り組みの浮世絵などもあり、幽霊や妖怪ばかりではない。

そう、展覧会のタイトル妖怪となっているが、半分くらいは幽霊である。






下の絵は、ちょっと、ティム バートンのナイトメアー ビフォア クリスマスが思い出されたり。






クイズをコンプレートするために、何往復もしながら浮世絵と睨めっこをする。


ようやく出来上がり、最後に百話の部屋へ。




イタリア語で講談ぽく語られるのだが、稲川淳二とかなら怖いかもしれないけれど、

なんだか、ぷっと吹き出してしまった私だった。


このパキッとした青空のイタリアでは、幽霊話でさえ滑稽に思われて来る。


イギリスやアイルランドなど、あるいは東欧などなら、なんとなく雰囲気が出るかもしれないが、

風土って大切だなぁ。


フィレンツェで見る幽霊画には、あのしっとりとした湿度が足りなくて、なんだか別物にさえ感じられたのが興味深かった。


家族で、思いつきで入った展覧会だったが、

三人三様が、感じ入る土曜の昼下がりとなった。



淡水パール三粒ピアス兼イヤーカフ 9Kイエローゴールド


今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました♪



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