おはようございます!
フィレンツェ物作り物語のKaorukoです。
日本人の温泉好きは有名ですが、意外とイタリア人も好きだったりします。
テルマエ ロマエで有名ですものね。
しかし、日本の温泉のような高温のものは苦手な方が多いのも事実。
こちらの温泉は、温水プール感覚で、低温に何時間も浸るもの。
その間、泳いでもいいし、併設のジャグジーのところでぼこぼこと、出てくる泡と戯れても良し、打たせ湯があるところは、そこで肩の凝りをとっても良し。
主人は腰のヘルニアのために、私は故郷(山陰の名湯、皆生温泉)を懐かしむため、足しげく温泉に通っています。
先日訪れたのは、monsummano terme(モンスマ-ノ テルメ)にある
Grotta Giusti
(グロッタ ジュスティ)
飲泉でも有名なモンテカティーニテルメの近郊です。
私たちが利用したのワンデイスパでしたが、ホテルを利用しての滞在の場合、かなり豪華な気分が味わえそうです。
平日、子供たちを学校、幼稚園に送り届けてから、二人で即、出発。フィレンツェから車で1時間くらいなので、子供たちのお迎え時間までに夫婦水入らず。
これが、実現したのもなんと10年ぶりです。
プールは至ってシンプルで、奥の方にジャグジースペースがある。
かけ湯、打たせ湯とおぼしき?!、シャワー風スペースが、プールを出たところにあるが、寒い季節はだれも外に出ない。ということで、止まっていました。
温度は低めで、打たせ湯もできないとなると、肩こりに悩む私は、ちょっと不服の感ありでしたが、天然洞窟のサウナがその後待っていました。
幾人かの人々と共に説明を受け、着ていたタオル地のバスローブを薄手の物に変え、出発。
洞窟内は、ダンテの「神曲」のごとく、地獄、煉獄、天国、と名づけられ、温度差を感じながら、ちょうど良い場所でリラックスできるようになっていました。
「神曲」では地獄からスタートですが、洞窟温泉は、天国からスタート。徐々に体を慣らしていきます。
最高40分~50分と、言われていたので、結構苦しいのかなと思っていましたが、ほんわり温かい感じで、始まり、地獄の空間も、温かさがじわじわと浸透していくようで、息苦しさは皆無。
鍾乳石たちはそこここで、様相が異なり、キノコ風に見えたり、カリフラワー、はたまたサボテンに見えるものもあり、自然のなす技に触れながら、瞑想気分に浸りました。
主人は、4月から始まるダンテ講演に向けてか、それこそ、詩の一節を口ずさんでいるようでした。
午後もプールに浸かり、
青い空を見上げながら、心によぎる色々な思いを一つ一つ感じながら、自分の体と心を大切にしてやりました。
そして、子供たちのお迎え時間に間に合うように、猛ダッシュでフィレンツェへ!
とても貴重な二人の時間を、心から味わうことができました。
いつもなら、先さきを考えて動く私も、今日は本当にその瞬間にいる感覚にどっぷりと浸かり、
さらさらと手のひらからこぼれていく、
砂粒のような今という時を、優しい思いで受けとめました。
自分を大切にすること、
結局はこれが家族や周囲の人を大切にすることにつながっていきますね。

