
『大航海時代 マルコ・ポーロ展』天理参考館
石上神宮から徒歩で10分
天理参考館について
天理教の2代目の教祖(真柱と呼ぶ)によって1930年に創設
天理大学附属の、博物館のようなところです。
テーマは『祈り』だと思いました。
天理教を海外に布教させるために、海外に渡った折に、海外の生活文化を表す物を、物々交換、あるいは、信者の寄付で買い取り、日本に持ち帰り博物館を作ったということです。
驚きました。
『大航海時代 マルコ・ポーロ展』が開催されているのですが、
これ、どこかの美術館から、巡回で回ってきたのではなく、なんと、この参考館が所蔵しているのです。創立90年のお祝いに、お披露目してくれるということで、お蔵にたくさん山ほどあるらしく、それこそお蔵に入れて置いてももったいないということですね。
すぐ近くに天理大学附属図書館があり、そこの所蔵である
マルコ・ポーロの『東方見聞録』(日本史で習いましたよね)のラテン語の原本はさすがにないけれどその複製、世界各国の言葉に翻訳された貴重な書籍、これは天理図書館の所蔵。を見ることが出来ました。
これも借りてきたのではなく、天理図書館が
持ってる!!普通にある。ということで。さすが日本有数の歴史ある図書館だけありますね。
写真を撮れないので記憶を辿るしかありませんが、忘れないうちに記録しておきます。
世界の生活文化が参考館の常設で
甕棺がありました。初めて実物見ました。福岡県出土品
チベットの陶芸品は人間は動きが抑えられ、動物がとても多く、中でも、馬に乗った少女、まさに馬に乗ろうとしている男の陶工品が目を引きました。さすが騎馬民族ですね。
パプアニューギニアの伝統文化では、精霊を表す多数の仮面の間があり、全部の仮面から見つめられると、身体が竦んでしまいました。仮面は、厄除け、魔除けのためのもので、各家庭に成人式や結婚、出産等、節目にこの仮面をつけて踊る風習があるそうです。
この仮面の文化、そして、台湾の皮影劇(影絵人形劇)を見ていると、『十二国記』の世界に共通するものを見ました。小野不由美先生はこの世界をご存知なのだと思います。ヒンドゥーの世界では、人形劇をする前に祈祷とその内容を祝詞のように歌ったそうです。人形劇とは不思議ですね。人間の代わりに動かすのですから。ちなみに台湾では、指人形劇、糸あやつり人形劇、そして影絵人形劇があるそうです。
山羊の革で作った人形が薄いカーテンのようなものの向こうで踊るのは、怖いし、異次元を見ているようです。
『東方見聞録』は、マルコ・ポーロによって書かれたのではなく、マルコ・ポーロが収監されている時に、作家も収監されていて、マルコ・ポーロの話を聞いて、脚色も交えて本に仕上げたそうです。
東方見聞録の発表により世界中の貿易商や冒険家がこの本を手に海を渡る大航海時代が訪れるのですが、全てにおいて不完全だったアメリカ大陸は悲惨で、略奪が横行し、また、接触することで疫病が蔓延し、古代文明のインカの都が滅びることになったそうです。なんだか今の時代も考えてしまい背筋に冷たいものが。。そういえばペストも戦いの時に、わざとペスト患者が放り込まれたそうですね。
最後に、個人的なことですが、
『信貴山縁起絵巻』が天理図書館所蔵と歴史教科書にあった記憶があるのに、今は違うお寺が所蔵しているというのを変だと思い、学芸員さんに確認しましたら、確かに、以前はこの天理図書館が所蔵していたそうです。
高校時代の記憶は正しかった。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

