長く教員生活をしてきて、とても手に負えない生徒に出会ったりすると、こちらも相当ショックをうけ、何日も夜眠れなくなったりすることもあり、何とかして良い方向にと思い、色々とアプローチを試みたりもしてきましたが、教員を辞める数年前から、こちらの気力体力の限界もありますが、少子化により、家庭で甘やかされて育ち、誰にもしかられたことがない自己中心的な生徒が増えてきたと思うようになりました。
また、人が傷つくことが分かっていて暴言を吐く。そんな生徒も増えてきた気がします。
私たち教員はそれでもお預かりしている間に少しでも心を通わせたいと努力しますが、それでもこちら側の心が折れることは数えられないほどあります。

中には「あんな子が自分の子でなくてよかったと考えるようにした」と言うベテラン教員もいました。

そして、私も教育の限界を何度か感じました。
私たちがお預かりするのは長くて3年。担任をしたり教科担当するのは短ければ1年。その短い間に、お子様を変えることなど出来ると思う方が間違っていることもあると。
なにか成果が出たり心が通じあったら、それこそ教員冥利につきます。が、そうでない場合、そもそも10年以上ご家庭で育ってきたお子様をそんなに簡単に学校教育が変えることなど相当不可能に近いのです。

教員の質の問題だけではありません。ご家庭でもしっかり躾をして、人の気持ちになって考える、思いやる心を育てて欲しいと思います。
そして人と人として教員と話が通じる言葉が通じる、そして心が通いあってこそ教育というものが魅力のあるものとなっていくと思うのです。