「子育ての、かたち」
子育てのかたちって
それぞれちがっていて、
私が風邪をひいたと言えば
「気合いで治せ」と言う母。
元旦那と離婚話になったとき
「親子の縁を切る」と言った母。
こっちに引っ越してきたころ
ホームシックになり泣きながら
母に電話すると、
「泣いてる暇があるなら
仕事のひとつでも見つけてこい」
と電話を切った母。
幼いころは
とてつもなく母が怖かった。
笑ってる顔よりも
怒ってる顔のほうが印象深くて。
でも、
きっと忙しかったんだと思う。
私たちが生まれてからも
ずっとフルタイムで働いてて
掃除も洗濯も、料理も
すべてひとりでこなし
いつもせかせか動いてた。
父親が他界したあと
弟が反抗期の真っ最中だったとき
母と喧嘩になったそうだ。
「おまえなんて殺してやる!」
と、荒れまくった息子に
「殺してスッキリするなら
殺してみなさいよ!!」
と母は言い返したそうだ。
その日を境に
息子は変わった。
「俺が悪かった、ごめん。」と
次の日、謝ってきたんだって。
後から母から聞いたんだけど、
「うちにはもう父親がいないから
お母さんがお父さんの役目もしないと。
お母さんが叱ってやらなかったら
もう誰も叱ってくれないでしょ。
母親だからって、
息子になめられたらアカン。」
母は強し。
母は、
口のわりにはやってることが
ものすごく優しかったりする。
風邪なんて
気合いで治せという母も
お米からコトコトと
溶きたまごが入ったほんのり醤油味の
お粥をいつも作ってくれた。
いっぱい食べて
早く元気なれ。って
親子の縁を切ると宣言した母も
こっちに越してくる数日前に
もう年金生活のお母さんだけど
アンタにしてあげられる精一杯だと
引っ越し代を全て払ってくれた。
向こう行っても
がんばれ。って
ホームシックになって
泣きながら母に電話しても
ソッコー切ったくせに
母が作った煮物やらを
ダンボールいっぱいに送ってきて
おまけにこんな手紙まで。
私は、すっごく
人見知りだったし、
超泣き虫だったし、
どんくさかったし、
勉強できなかったし、
家事できなかったし、
バツイチになったし、
母親からはよく、
「アンタの子育て まちがったね」
って言われてたんだけど、
「まちがってなかったよ♡」
って、いつか言ってやるんだ。
p.s
母は強し。
ってことばあるじゃない?
あれね、正しくは
「女は弱し。
されど、
母は強し。」
なんだって^^