前回のブログ

めっちゃ反響いただきました✨✨


それでね、当時のことを、もう一つ書かせてもらおうと思います(*´艸`*)




当時、19歳。大学2年生だった私は、


7月に妊娠していることを知り、

その命を守っていくことを最優先にしようと決めました。



そして、それは。


私にとって、大学を辞めるしかないことだと思ってたんです。




学生で、妊娠しちゃったら、退学しかない。




だからこそ、より深く苦しんでたんだと思う。




ウチは父を12歳の時に亡くして、以来母が女手一つで育ててくれていて、

奨学金も借りながらの大学生活を送っていて、


そうやって、送り出してくれた母や、応援してくれた地元の方々に申し訳なくて。


期待に応えられなくなることが、申し訳なくて。




でも、そんな罪悪感とか羞恥心とか、私の心苦しさと小さな命を天秤に掛けたら、

やっぱり小さな命のほうが勝ってしまって



私は大学の先生がいるドアを叩いた。



社会福祉史や社会福祉専門演習を教えてくださってた先生で、私はとにかくこの先生の講義を聞くのが好きだったし、人としてすごく好きな先生だった。




「先生。相談があるんです」



そこから始まった会話。



「私、今、妊娠してて」

「産みたいと思ってて」


うまく話せてはなかったと思うけど


「だから」


それしかないと思ってたから



「大学辞めないといけないんです」



ほんと泣きそうな顔でーーもしかしたら泣いてたのかな?ーー伝えたんじゃないかと思う。




その時の先生の答えがこれだった。



「どうして、君は妊娠したら大学を辞めないといけないって思うの?」




たぶん、あたまが真っ白になってたと思う。



そんな考え方、私の中には全くなかった。


だって、それが当たり前だと思ってたから。



だって、学生が妊娠したら、退学しかないでしょ?



それしか、なかった。



でもね、先生は続けたの。




「例えば、アメリカでは小さな子どもを抱えて大学へ通っている人もたくさんいるよ。


どうして、母親になったら、学ぶことを諦めないといけないって思うんだい?


君は社会福祉を学ぼうと思って、この大学に来たんだろう?


アメリカの母親にある学ぶ権利が、もし日本でないとしたら、それはどうしてだろう?


もし、学びたいと思っている母親がいたとして、その権利は保障されなくていいと思う?


この国が、まだ学ぼうとする母親に対して、差別的な対応をするとしたら、それ自体に問題があると思わないか?


もし君が学びたいなら、君は母子福祉や児童福祉について、もっと学び、実践していったらいい」



実際の言葉は、違ってたと思うけど、

意図するところは、こんな感じのことを

言ってくださってたと思う。




頭をハンマーでカチ殴られたような衝撃、とか

目から鱗、て表現は、こんな時のためにあるんだと思う。




学生が妊娠したら、問題視される、と思ってた。

出産するなら、退学しかないと思ってた。






でも、「そうじゃない世界」もあるし、また「創れる」んだって、教えてもらった。




常識っていうのは、社会によって変化してる。

でも、大概は「大多数の人による」「大多数の人にとって都合のいい」ことが常識とされていて、

「少数派」や「枠から外れた存在」は忌み嫌われたりするんだよね。



でも、だからって、諦める必要なんてないんだよ。



少数派でも、枠から外れても


「自分らしく生きる」ことをしていいんだよ。




そんな人たちがいてくれるから、新たな価値観が生まれて、世界はもっと優しくなっていくんだと思う。




例えば、男か女かしかいないっていう常識は、もう古くなってきてる。

トランスジェンダーっていう新しいカタチはもうかなり前から認められてきてる。

でも、まだまだ「私がそうなんです」とは言いづらい世界なんだと思う。

そんな世界を変えられるのは、そんな人たちの生き方であり存在そのものなんだと思う。



例えば、天動説が主流の世界で、地動説を訴えた科学者のように

例えば、「女は家にいて、家事だけしてればいい」ていう常識を打ち破ってきた先輩たちのように

例えば、「介護は家族が担うべきだ」っていう常識から、「公で保障すべきだ」ていう社会の変化のように



常識は変わっていくし、変わっていく前には、必ず「先に常識を疑って、枠からはみ出して、自分だけの物語を生きようとしてきた人の存在」があるんだよね。




私は、すごくラッキーだったと思う。


たまたま社会福祉を専攻していて、

たまたまその学校を選んで、

たまたまその先生に出逢えてた。




そして、こんな会話があって、


私は学生のまま、出産し、子どもを育てながら大学に通うっていう決断をしていくことになったのです。




今、生きづらさを抱えている人がいて

今、この社会に認められないとしても

「あなたがあなたらしく生きること」

やめないで欲しいな、て思う。



あなたの生き方が、誰かの希望になったりするよ?



あなたの生き方が、社会を変えていく小さくて大きな力になるかもしれない。




だから。



ドミナントなストーリー(思い込みの物語)に支配されてないで

自分だけのオルタナティブストーリー(違う物語)を語っていこうね☆


※ちょっと当時習った単語を使って書いてみた(*´艸`*)