爪の先まで塗りながら、情景を想像している自分がいる。彼女はどんな夢を見ているんだろう。ひとり、それとも誰かそこにいるの。どちらにしてもそれは甘やかなものだろう。甘美な夢の波間に潤う花々を少し散らばせてみたけれど、目覚めにはまだ深すぎる。大人の塗り絵『池永康晟の美人画ぬりえ 百満月の輪郭』から、「海溝・龍宇堂マキ」を色鉛筆で塗った