公式ハッシュタグ 令和五年4月7日 骨董品ランキング1位
先日,『金山城伊達・相馬鉄砲館』の支援者の方から薩摩の郷土料理の「あくまき」を頂戴した。
支援者の方から頂戴した「あくまき」
「あくまき」は、薪を燃やした後の灰からとった灰汁にもち米を浸し、それを竹の皮で包み灰汁で数時間煮込んで作られる。灰汁に含まれるアルカリ性物質が,もち米の繊維を柔らかくし雑菌の繁殖を抑えるから長期保存ができるのだ。
「あくまき」は,長期保存が効くだけでなく餅のように固くならないため,薩摩人たちはこれを戦陣食として活用してきた。一説には,朝鮮征伐や関ヶ原の戦いにも持参されたという。また西南戦争の時には,西郷隆盛も食べていたといわれている。これらの戦歴にあやかり鹿児島県や宮崎県南部では男の子が強く育つようにとの願いを込めて、端午の節句の餅菓子として食べられるようになったという。
粘りが強いため包丁ではなく,糸で切ります。いつも私は,きな粉を
かけて食べますが,今日はハチミツをかけて食べました。
「あくまき」は,もち米を灰汁で煮ているので,口に含むと一瞬焚き火臭さが鼻をかすめることがある。それも一つの風味であり,食感は餅とは全く違う。長時間灰汁で煮られるため水気があり,まるで固めのゼリーのよう食感だ。だから歯なのない老人でも食べることができるだろう。戦場で疲れきり喉がカラカラに乾いた薩摩隼人たちには,水気のある「あくまき」喜ばれたに違いない。
この薩摩人たちが,使用していたのが,薩摩筒と呼ばれる火縄銃だ。薩摩筒は、ゼンマイバネと棒カムを用いた内カラクリで,機関部はネジ一本でとめられている。引金は,板バネが仕掛けてあり折り畳み式になっているものが多い。
薩摩筒
一番下が完全オリジナル。上の二挺は火挟みが後補。
また火皿はネジ式で,銃身から脱着できるようになっている。このように薩摩筒は,明らかに他の日本の火縄銃とは異なる姿と構造を持っており,種子島に鉄砲が伝来した西洋式鉄砲の形状を最もよく残しているものと考えられている。
引金は板バネにより折り畳み式のものもある。
薩摩筒は火皿が脱着式
薩摩筒は火皿が脱着式になっています。
薩摩筒で演武する際には,火皿のネジ止めには,充分注意してださい。





