公式ハッシュタグ 令和四年2月1日 骨董品ランキング1位
先祖の縁として火縄銃の銃床だけが伝わっているが,この銃床に合う摸造銃身を作成し大事に保存して行きたいので,アドバイスをもらいたいとのコメントを頂いた。
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このようなケースでは,摸造銃身を作成し,本来のあった形を再現して保存することを私は推奨している。例えば太平洋戦争の金属回収令により,火縄銃の銃身を軍に供出してしまい,その銃床だけが残されていたケースがあった。その銃床は,とても素晴らしい品物で,銃床を見ただけで仙台筒と断定できたから,仙台筒の掟に従った模造銃身を専門技術者に作ってもらった。摸造銃身の作成依頼したのは,下の写真の銃床だった。
そして,四か月ほどして,木製模造銃身を作り,火蓋や雨覆いは真鍮で,火皿や目当てなどは鉄でそれぞれ再現した修復品の引き渡しを受けた。それが,下の写真である。仙台鉄砲の掟通りに完全修復できている。素晴らしい出来栄えの仕事だった。
銃身は木製だが,眺める分には本物としか思えないできばえだった。木製銃身に,鉄で火皿を作って取り付けてあるから,引き金を引くと,火挟みが火皿をたたき,カチッという音がして楽しめる。その拡大像が次の写真である。
再現した火皿と火蓋。
再現した火皿と火蓋。目当ても鉄で復元。
この摸造銃身による修復品を同じ形式の仙台鉄砲5丁と一緒にならべてみた。上から3番目が,模造銃身を載せた修復品である。仙台の鉄砲の掟に従い忠実に復元修復したから模造銃身とは思えないものだということがわかっていただけると思う。






