昨日の朝,尾瀬に入山するため檜枝岐村の温泉宿を六時前に出て標高約1,500メートルにある御池に向かった。福島在住の悪友と私の二人パーティーだった。
宿から御池までの標高差は,約500メートル。車なら20分もかからない。御池は,福島県側からの尾瀬への玄関口なのである。山腹を見上げると雪が積もって見えた。
急な山道を五分ほど登ると,道路は,なんと雪道に変わった。この分だと尾瀬が原は,二十センチは雪が積もっているかもしれない。内陸部の山岳地帯では,温暖化によりドカ雪の頻度が増えると言われているが,今年はちょっと早すぎる。
急坂を駆け上がると御池の駐車場はシャーベット状の雪が5~6センチも積もっていた。御池から沼山峠行のシャトルバスは雪の現状確認のため運休中。こうなれば,燧ケ岳を乗っ越すか,裏燧林道を回って尾瀬に入るかしかない。こういうこともあろうかと思い,ひと通りの冬山装備は持ってきている。
御池駐車場
尾瀬御池ロッジ
なれど,六十を過ぎた私達である。二千メーター級の雪山を登る根性は,とおの昔に賞味期限切れなのである。衆議は,それほどの時間もかからずに一決。元の温泉宿に戻りお風呂に入って宴会することに決まった。今回の旅は,「尾瀬に山登りに行きました。」ではなく,「檜枝岐村の温泉に入り宴会をしました。」という惰弱な結果に終わった。
10月21日 午前7時13分 外気温0度
温泉宿に戻り宴会をするとの協議が成立した時間。本当は二人とも,雪山を
登りたくなかったのに,男の体面を守るために協議時間は20分近くかかった。





