相馬野馬追,出陣準備。明日は総大将出陣の宴 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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カブト桜桜相馬野馬追,明日は総大将出陣の宴。カブト桜桜

昨日は,草履屋から新しい雪駄を取り寄せた。殿さまへ鉄砲上覧では,雪駄の鼻緒は白色を用いるのが決まりだ。陣羽織や袴に風を通し,着衣類の点検をしたところ,汗取り用のうそつき襦袢が見つからない。見つからなければ,今度は呉服屋の近江屋を呼ばねばならぬ。なにしろ3年ぶりの出陣のため,どこに仕舞ったか分からなくなっているものもあった。困ったことである。

 

太刀は模造品。脇差は真剣。

 

総大将出陣の宴での炮術演舞には,口径19ミリの関流の10匁筒を使うことにした。私は左手にわずかな麻痺があるので,砲術部長のK 氏からは軽い鉄砲にしろと釘を刺されたからでもある。砲術部長としては,私に大鉄砲で失敗されては,面目丸つぶれになると考えたに違いない。けっして,私の体を心配したからではないだろう。私は,そうにらんでいる。

 

関流10匁玉筒

 

 最後の点検は,火薬類の調整と確認だ。黒色火薬を計り一発分ずつ小分けにしたり,点火薬となる口薬を作ったりと忙しいことおびただしい。何しろ火縄銃はとても面倒くさい代物なのだ。現代銃のように薬莢を鉄砲に込めればすぐ撃てるというようなものではない。一発分の火薬を計り鉄砲の銃口から流し込み,弾を押し入れ,さく杖で平らにつき込まなければならない。次には火薬に点火するための口薬を火皿に注ぎ入れなければならない。これだけのことをしないと,火縄銃を撃つことは出来ないのだ。もちろん火縄に火が点いていることが,前提であるのは言うまでもない。

 これら火縄銃の弾薬類や整備道具などの,整理・運搬には,胴乱が用いられる。胴乱とは,箱形の一種の鞄で,腰や肩に掛けて使用する昔の鞄である。下の写真は,江戸時代の胴乱から型紙を起こして作成した現代作で,私の愛用品だ。骨董品の胴乱は大切な歴史資料だから,私は演舞や練習では,使用しないことにしている。

 

明日に備え 火薬装填完了!