今回母からのプレゼントがあり、そのうちのひとつが祖父の遊印でした。
「閑資寿」と祖父の手で書かれた箱。
中には昭和40年に書かれた、この印の由来が入っていました。
祖父が50歳の時に別府まで行って当時はまだ珍しかった人間ドックを受け、
全て異常なしということで安心したついでに寿山の古い印材を買って
篆刻家の石井雙石先生に「閑資寿」と彫ってもらったとのこと。
今の私と同じ年齢で短歌に篆刻にと風雅を極めていたのだから
到底、爺にはまだまだ及ばないわと感嘆します。
この頃はまだ他人にお願いして彫って頂いていましたが、齢80代にして
自らルーペ片手に篆刻を始めましたから、そのバイタリティは大したもの。
常に進化を求める、ネオフィリアな祖父でした。
「閑資寿」
閑は長生きのもと という意味です。
忙しい日常に、心だけは静かな折々を持ちたいと希った祖父の想いが
今の私に届けられました。
俗にとらわれず、永遠の美に心を向け
常に学んでいよと生涯私に教え込んだ、祖父の時間と私の時間。
ありがとう![]()
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