昨日の続き。


さて、「チューダーズ」の最終回を観ながら、私はこんなものを作って飲んでおりました。

小鳥がさえずるように
「ブラッディー・マリー」。

ヘンリー1世の長女、メアリー1世の名を冠したカクテルです。


ウォッカ30ml、3~4倍のトマトジュース、レモン半個の絞り汁。

西川マスターのレシピによると、ソース少量、おまけにお好みでタバスコ。


この写真のように、セロリでステアして頂くと香りがよくて最高です(≧▽≦)

(今日は単にセロリが余ったから、ドラマとの洒落で作ったんですが(^^ゞ )


メアリー1世は厳正なカトリック信奉者で、即位後プロテスタントを大殺戮したのでこの名がついたんですが、「チューダーズ」見るとどうしてなのか、よーくわかる気がします(笑)


ついでに、エリザベス一世も、父・ヘンリー八世の女遊びぶりに霹靂して、生涯独身を貫いたと思っていましたが、ドラマ中で、結婚運の無い父の悲嘆ぶりを見て「私、一生結婚なんかしなーい・・・」とつぶやいていたのも、なかなか納得できる解釈だったりして。


・・・って、ヘンリー八世の結婚運の無さは、ひとえにこのエリザベスの実母・アン・ブーリンのせいにしか見えないんですけれど(笑)


エリザベスさん、この後頑張って、彼女の治世は「The Golden Age」と呼ばれることになります。

ついでに、メアリー1世の夫・フェリペ2世(4回妻をとりかえました(笑))のスペイン無敵艦隊を打ち破ったり。(o^-')b


このあたりの西欧史、なかなかドラマティックで面白い。



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さて、先程のカクテルのレシピ。


「ソース少量」って・・・


高校生の頃、受験の傍ら、息抜きに「本格ミステリー&スパイ小説読破キャンペーン」を張っていた私は、イアン・フレミングの「007/サンダーボール作戦」を読んでいて、少々驚きました。


ボンドが時計をのぞいて、女に言った。

「ちょうど昼だ。飲み物は強いやつ?弱いやつ?」

「弱いのよ。ブラディー・メアリーをダブルでもらうわ。ウースター・ソースをたっぷり入れてね」


(「007/サンダーボール作戦」ハヤカワ・ミステリ文庫 井上一夫訳)


ラルゴの情夫、ドミネッタ・ヴィタリのこのセリフ。

「強い」というのはウォッカのロックのことで、ブラッディー・マリーはトマトジュースで薄めてあるから薄い、そうですが。


カクテルにウスターソースというのは、当時の私の味覚センスに謎を残したのでした。

想像がつかない。

何しろ、どんな味かは成人しないとわかりませんからねー(///∇//)


成人してからバーで何度か注文してみたブラッディー・マリーにソースが付いてきたことはなく。

ただのトマトジュース?な味でした。


謎が解けたのは、林望さんのエッセイ「イギリスはおいしい」を読んでから。

この「ウースター・ソース」は、ふつうの国産ウスターソースじゃなくて、英国ウースター地方特産の「リー&ペリン」社のソースだったとわかりました。

小鳥がさえずるように
試しに買って作ってみたら、びっくりするほど香りと酸味のバランスがいい。


ドミネッタ・ヴィタリに負けず、いっぱい入れてスパイシーに楽しみたくなります。


果たして。


英国旅行の際、ヴァージン・アトランティック航空の機内でトマトジュースを頼んだら、聞かれました。

「Lea&Perrins ?」


なるほど、ただのトマトジュースに入れても絶妙においしい(≧▽≦)


以来、やみつきなのです。


★本物のウスター特産ソース★



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