10年前、手帳に 「旅するように仕事をしたい」 と書いていた私の願いは、すっかり実現して、月の半分以上が旅というライフスタイルになりました。

新しい土地で仕事をするときには、
・その土地の神様にご挨拶をすること
・その土地の人と一緒に食事をすること、
・その土地で、自分に合うお宿を見つけるべく試していくこと
を意識しています。
旅する人生において、滞在する宿は自分を充電するのに大切なポジションを占めます。
島根県は足立美術館のお隣にある、さぎの湯温泉 竹葉(ちくよう)さんには、もう4年ほどお世話になっています。

私が竹葉さんを大好きなのは、そこに 「心地よさ」 あるから。
旅先で受けるサービスって、過剰でも不足でも、心地よくないのです。
竹葉さんは、決して新しい建物ではないけれど、丁寧に手入れされていて、「心地よい」 です 。
お部屋の隅々に、女将の心配りや工夫を感じます。
私がお願いしている食事は、マクロビオティックのコースで、季節や、私の体調やリクエストに応じてアレンジして出してくださいます。
おかげ様で、体調を整えて、気持ちよく目覚めることができます。
お宿の皆さんが、心地よい距離を保ってくださる。それも通う理由です。
そこで働く人の心は、お宿の快適さと直結していると思っています。
神は細部に宿ると言うけれど、ホスピタリティは空気に宿るのだと感じているのです。
この点においては、温泉旅館でも、都会の一流ホテルでも同じ。ロビーも、廊下も、お部屋も、空気の中に、人の心があるのを私は感じます。

竹葉さんの心配りに感激した経験は数多くありますが、今日はそのひとつをお話ししましょう。
ある寒い時期のことでした。
夕食を終えた私は、部屋に戻って、仕事に集中していました。
朝方までパソコンに向き合い、仕事を完成させて、達成感いっぱいで温泉に入りました。
真夜中を過ぎて、早朝にはまだ早いような時間、もちろんお風呂は私だけ。
この、完全にひとりになる静かな時間が好きです。
お風呂から出ると、脱衣場の暖房が入れてあったのです。早朝4時半頃です。
びっくりしました。足音を立てないようにそっと歩いたのに、バレていました。(笑)
おもてなしという枠と関係なく、そこで働く 「人」 が私に心を向けてくれたのを感じるとき、見えないところで言葉を交わしているような感じがします。
文章で語るには、空気感を伝えきれないけど、「おつかれさま」 という言葉を感じました。

これね、旅の醍醐味のひとつだと思うのです。 言葉を超えて心が伝わっていく瞬間。
お宿と私との間にあるパーソナルなことなので、こうしたエピソードをブログなどで発信することは基本的にはありません。書くと、安っぽくなっちゃう気がするし、野暮だと思うのですよね。
それでも今回、このエピソードをご紹介したのは、安来という町、島根、そして山陰という地域、そして日本全国へ向けて、竹葉というお宿から喜びを発信しつづけている女将の小幡美香(おかみか)さんを、さらに多くの方に知っていただきたいと思ったからです。
9月1日、おかみかさんと、トークセミナーをさせていただきます。
マクロビのランチつきです。素敵な時間をご一緒しませんか?
今回のトークセミナーの企画は、千春さんと美穂さんのお二人。それぞれブログに書いてくれています。
ミラクルリンクス 池田千春さん
おいしくって心満タンのトークセミナーが安来で開催されます♪
マナカードセラピスト 美穂さん
人を楽しませる力で人生を楽しくするダブルミカさんのトークセミナー、開催です

それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ~ Love makes the world. ~ 