ニューヨークでは5月に入るとあちこちで桜祭りが開かれる。

僕の住む町では3日に行われる予定だった。


ジーニィは桜祭りで、ジャザサイズの舞台に参加予定。

土曜日に3度目の練習があった。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

ジーニィは青いTシャツ。

先生は窓際のシートで指示を出している。

本番前日なので、みなさん気合いが入っている。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

子供達の出番は1曲だけ。

最後の決めのポーズに磨きをかける女の子達。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

前から見るとこんな感じ。

なかなか決まっている。

後ろの3人はチャーリーズエンジェルみたい。


さて、このように頑張って練習をしたのだが、日曜、朝起きると外は雨。

一応予報通りだったので、驚きはしなかったが、それでも嫌なもの。


雨天用に近くの高校を会場として押さえてあるそうなのだが、結局、桜の木のある公園で当初の予定通り桜祭りが行なわれることになった。


子供達の集合時間は12時40分。

11時を過ぎたあたりから、雨がかなりきつくなってきた。


ジーニィはベッツィーと一緒にネイルサロンに行き、ジーニィが舞台ではく黒のズボンを買いに出かけている。


11時半ごろに先生から電話が入った。

「雨がひどいので、子供の部の公演は中止」と決定。


電話を切った5分後にベッツィーとジーニィが帰って来た。

ニュースを聞くなりジーニィは、

「せっかく練習したのに。ジーニィは何をやってもうまくいかない!」と泣き出した。


彼女はこのひと月くらい調子が悪くて、色々な事に自信を失っている。

友人関係でも消極的になり、学校へも行きたくないとよくこぼしている。

ジャザサイズはそんな彼女が楽しみにしていたイベントだったので、中止になったのがかなりこたえたようだ。


また、毎年この時期はリオの野球に付き合わされ、見たくもない練習や試合に出て行かなくてはならない。更に、リオは野球ではスターなので、周りの人から、「リオはすごいわね~」と嫌ほど聞かされる。かように4~6月は彼女にとっては、辛い時期なのだ。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

そんな彼女の安らぎはジョイとのひと時。

だが、これも曲者で、最近、ジョイはほとんどジーニィの膝の上に乗らなくなった。今日は珍しく彼女の膝の上で昼寝をしてくれて、ジーニィはとてもご機嫌だった。


笑顔をあまり見せなくなった彼女の表情に明るさが戻って、ほっとした。

精神年齢の高いジーニィは、我が家で最初に思春期の悩みにぶつかるに違いない。


うまく乗り切れるかな、と不安である。


Takaya


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