ぼさぼさの頭。
ほんのり赤く染まった頬。
うつろな目。
毛布の中に身を沈めている。
ジーニィとリオは今、テレビを見ている。
時刻は8時半。
野球の練習から帰って来て、空っぽの腹にカレーをかきこみ、やっと一息ついているところ。
この写真を撮っている僕の表情は彼らよりもさらに輪をかけうつろな目つきをしているに違いない。
5時15分からの練習の為に、グラウンドに20分前に着き、子供達が来るまで鍬と鋤で整備をした。
子供達が揃ったら、もうあとはノンストップ。
土曜に開幕戦を控えているので、今日は守備のバックアップの練習を行った。
ショートにゴロが行くと、その後ろのセンターが走って来て、バックアップ。ショートがファーストに投げるので、ライトが外野からファースト側のフェンスまで走って来てバックアップ。ファーストが捕り損ねるとランナーは二塁に行く。従って、二塁の後ろにもバックアップが必要。
内野ゴロでもこれだけの動きがあるので、外野にボールが飛ぶと、もっと大変なことになる。レフトに飛んだら、センターはレフトのバックアップ、ショートは中継のためにレフトに向かって走る。ランナーを2塁に進ませないためにセカンドが2塁に入る。その後ろにライトがバックアップ。
「ライトー!バックアップはどうした?セカンド、2塁に入れ~!」などと、フィールドに向かって叫びっぱなし。
今日は、練習を始めたころは良い陽気だったのに、日没が近づくにつれて気温がどんどん下がり、長そでを着ていても寒くて凍えそうだった。
リオは一人半そでで、「お父さん、僕、全然寒くないよ!」
それでも、寒風のせいで彼の頬はりんご色。
可愛そうだったのは、ずっと見物していたジーニィ。
ジョイを連れてきたので、遊び相手がいたのが唯一の救いだった。
明日もまた練習。
いや~、監督は大変だ。
来年はどうしようかな、と早くも考え出した。
Takaya
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