最近、やんちゃ盛りのジョイは落ち着かない。
以前は子供達が宿題をする時など、ジーニィの膝の上でよく寝ていたが、近頃はだっこしようとするとすぐにスルリと彼女の手をすり抜ける事が多い。
「あっ、ジョイ、待って~!」
この時も脱兎のごとく机の上を走りぬけ、床に飛び降りたジョイ。
あっと言う間に冷蔵庫の上に。
この後、ジョイは冷蔵庫のさらに上にあるキャビネットの上で数分過ごした。
昔から、「アホと煙は高いとこ登る」と言うが、ジョイはひょっとしたらアホなのではないかと思い始めている。
夕食後、デザートを食べながら、ジーニィがパンフレットのようなものを真剣に読んでいた。
「何それ?」と聞いたら、
「これはガールスカウト・クッキーの申込用紙だよ」とジーニィ。
色々なクッキーが載っている。
右にある表の各行に、買ってくれた人の名前、連絡先、注文個数、合計金額を記入していく。
そう言えば、去年のこの時期、我が家に近所の女の子逹がクッキーを売りに来ていた。
「ジーニィ、土曜にうちでパーティーがあるから、そこで売ったらようさん売れるで」と僕は進言した。
すると、その場にいたベッツィーがすかさず、
「それはダメなの。来週の月曜まで売ってはいけない決まりなのよ」と答えた。
「え~、そんなん日付を変えたらわからへんやん」
「それは不公平よ。これは何個売るかをみんなで競うの。だから、全員が一緒にスタートしないとずるいでしょ」
まあ、ごもっともな話だが。
「それに私は今週金曜のクッキーミーティングの責任者で、他の女の子にもそう言うんだから、自分の子供にずるをさせるのはもってのほかよ」とベッツィーが付け加えた。
なるほど。ならば、仕方あるまい。
競争だという事を聞いて、今から売上げの少なさに気を病むジーニィの姿が目に浮かぶ。
ニューヨークの皆さん、お近くに来た折は、是非我が家でガールスカウトクッキーを買って行ってくださいな。
日本の皆さん、注文して頂ければ、3月に帰国する友人がいますので、その人に密輸させます。この商品は日本では買えませんよ~(と思う)。
どうぞよろしく!!
Takaya
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