昨夜、10時過ぎまで荷造りをして、今日の日に備えた。
起床、朝食、洗顔と滞りなく終え、家を出る時間となった。
いつもはスクールバスだが、今日は直接学校まで車で送って行く事になっている。
ジーニィがガレージに登場。寝袋を落っことす。
もたつくジーニィを追い越すリオ。昨夜はショルダーストラップを使ってうまく持てなかったので、今日はカバンの両端を持つ事にしたようだ。
リオに追いつかんと頑張るジーニィ。
お、ベッツィーも登場。
目指すは・・・
隣のガレージに停めてあるミニバン。
学校に到着。集合場所となっているカフェテリアは見送りの親達で混雑している。
この林間学校へは各クラスより2名ほど父兄が付き添いとして参加する。
早速友達とじゃれ合うジーニィ。
リオも友達と楽しそうに話していた。
子供同士、親同士の間で飛び交う会話で、場内はすごい騒音。
その時、
「みんな静かにして」と誰かが大声を出した。
リオの担任、ライト先生が椅子の上に登って、点呼を取り出した。
「アンソニー、F」
「はい」
「リオ、Y」
「はい」
次々と名前が呼ばれていく。
場内はこれから始まる旅への緊張感と期待感で飽和状態。
「では、今から2台のバスに分乗して出発します。荷物を持って、自分のバスまでゆっくりと行くように」
先生の指示が出た途端、子供達が一斉に出口へ殺到。ちょっとでも早くバスに乗ろうとする子供達が押し合いへしあい。
バスへ向かうリオ。
「ああ、もう行っちゃうわ」と目をうるうるさせるベッツィー。
仲良しのジュリアと一緒に荷物を運ぶジーニィ。
10人ずつ一つのキャビンに泊まる事になっており、子供達はそれぞれ一人どうしても一緒にいたい友達をリクエストできる。ジーニィとジュリアはお互いを指名した。キャビン割はこの時点ではまだ発表されていない。さて、二人の運命やいかに?
動き出したバスに両手をちぎれんばかりに振るベッツィー。彼女のすぐ左に写っている母親は涙をハンカチで拭いている。10人に1人くらいの母親が泣いていた。
ベッツィーが必死に手を振っているバスは、
中が全く見えない。
子供達は見当外れの方向に手を振っている親達を見ながら、何を考えているのだろう?
「ちょっと誰、あれ。涙ふいているの?」
「ああ、あれ僕のお母さん」
「ちっとも子離れが出来てないわねぇ」という風な会話が行われているかも。
最後の最後までバスを追いかけしつこく手を振る親達が数人いた。
ベッツィーがこのグループに入らなかったのはちょっと意外。
子供達を乗せたバスは1時間半をかけて目的地を目指す。
どんな思い出を胸に帰ってくるのだろう?
帰宅は二日後。
僕も待ち遠しい。
Takaya
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