・・・と言いたいところだが、3人は欠席、1人はこの撮影に間に合わなかった。
リオの参加する当地区リトルリーグの開幕式が近所の専用球場で行われた。
球場から約1キロ離れた集合場所から道路を閉鎖してパレード。
星条旗を先頭に長蛇の行進。
大人に囲まれると、やっぱりちっちゃいリトルリーガー。
球場に勢ぞろい。すごい数の人。
始球式、下院議員のスピーチ、国旗掲揚、などお決まりのメニュー。
先導役を務めたバグパイプの楽団。
なんとなく物悲しく、野球の開会式とミスマッチなところもご愛敬。
開会式の後、一旦家に帰って、ちょっと休憩。
5時から開幕戦があった。
今日のリオのポジションは・・・
これ。
キャッチャーミットやプロテクター一式はリーグから貸してもらえるが、前日に買え買えとねだられ、面だけを買ってやった。
右手は体の後ろに持って行き、ボールに当たって突き指したりしないようにする。
右膝を地面に落としているのは良くない。腿にボールが当たるから。
フェンスの向こうに立っているのは僕。
スコアラーの大役を仰せつかり、急きょスコアの付け方を勉強したが、試合の進行の方が早くて作業が追いつかない。試合終了時には、脳味噌がウニの様になった。
今年からリオは、硬球を使うマイナーリーグに参加。
9才の彼が11才までの大きい子供達と混じって頑張っている。
最年少の彼が過酷なキャッチャーのポジションに抜擢されたので、期待に応えようと大張りきりのリオ。
うちのエースが投げる速球をしっかり捕球する彼に僕はネット裏から静かに声援を送った。
この日、彼はボールを腕や肩に受けまくり、その度にかがんで痛みをこらえた。
ネットを隔ててほんの2メートル先でうずくまるリオ。
自宅の裏庭での練習の決まりは、「泣いたら終わり。」
叩きこまれた根性で、彼はその都度立ち上がった。
見ていて、僕は目頭が熱くなった。
フェンスを飛び越えて痛い所をさすってやりたかった。
こいつは本当に野球が好きなんだな~。
走れ、リオ。
お前に置いて行かれるまでは、いつでも練習相手になってやるぞ!
Takaya
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