これまでのお話。
夕方の転寝を、隣人の騒音に破られたもっこ。
以前から、隣人の子供が壁を叩くという騒音に、苛立ちを覚えていたこともあり、
思い切って苦情を言いに行くことに。
そこに待ち受けていたものは───。
詳しくはコチラ
。
ここから本文。
怒鳴り込んでやるつもりで、わずかに高揚した気持ちで、部屋を出ました。
うちの部屋のドアから、隣の部屋のドアまで、わずか5歩。
その5歩の間に、思考に変化が起こりました。
「あー、いきなり怒るのは、やっぱやり過ぎかなー。何回も苦情言った末にこの騒音なら、怒鳴るのもありだけど、
初めての苦情だしなー・・。ここはひとつ、穏便にいくか」
ついでに笑顔も付けとこうと、笑顔を作ってチャイムを押しました。
ピンポーン♪
・・・
・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・あれ?出て来ないな?
子供がうるさ過ぎて、聞こえてない?もっかいチャイム鳴らす?
バタバタバタ…
・・・あ、違うわ、子供が様子見に来て、奥に走ってく物音がしてる。
気付いてんだな。
じゃあもうちょい待つか。
と、ドアスコープを覗かれてもいいように、敵意はないよーという表情を作り、待つこと20秒ほど。
ようやくインターホンからプチッという接続音がしました。
いつも朗らかな隣の奥さんの「はぁ~い!」と言う、これまた朗らかな声が響いてくるんだろうと思ってたら。
隣『───ハイ』
あれ?なにこの硬くて低い声。
隣の奥さんは、普段はとても朗らかな人で、いつもニコニコ笑っていて、とても愛想がよく、
物腰の柔らかい人だったんですよ。
なので、あれ?と思いながら、訪いを入れました。
も「あ、隣のもっこですけど~」
なるべく感じ良く聞こえるように、気をつけながら声を掛けると、またしても『──ハイ』と硬い声で返事があり、
数秒後に奥さんが顔を出しました。
隣「はい」
顔を出した奥さんのその顔には、デフォルトとも言える笑顔はなく、眉間にはわずかにシワがより、
いっそ睨むと言ってもいいような、険しい目付き。
うわ、怖!
なんでいきなり怒ってんだ・・・?
と、内心思ったことはおくびにも出さず、笑顔で切り出しました。
も「ごめんね、急に」
隣「うん、何?」
いつもの朗らかさからは予想できなかった、つっけんどんな話し方。
わー、やっぱなんか怒ってる・・つか、不機嫌。
予定では、朗らかに注意して、朗らかに謝って貰って、終わる!って感じだったんだけど・・・。
まあ、仕方ない。
も「今さ、お宅のお子さん、和室の壁、叩いてみえるでしょ?」
隣「は!?夜中?」
も「いやいや、今、今」
隣「ああ・・・・・・・・障子かなぁ?」
・・・・障子?
障子なんてもんは、うちの部屋には付いておらず、全室同じ造りのハズなので、当然隣にもついてないハズ。
なんの事言ってんだ?と思ったものの、まあ細かい事はいいやと、スルー。
も「かなぁ?解らんけど、和室に音がドンドンドンドン、凄い響くんだわね」 ←だわねは方言
隣「アァ、スイマセン」
も「申し訳ないんやけど、子供が寝てるもんで、壁だけ叩かん様に、お願いできる?」
隣「ゴメンナサイ」
も「ごめんね、うるさい事言って」
隣「イエ、スイマセン」
終始、奥さんの機嫌と感じは悪いままで、気持ちのこもらない、合いの手のような、ボソボソと形だけの謝罪の言葉を受けました。
そんな態度だったので、不服な感じはあったものの、まあでも、機嫌悪いみたいだし、言いたいことは言ったし、
こんなもんかなと、「それじゃあ」と、踵を返そうとしたその時。
部屋の奥から子供達(4歳の女の子と2~3歳の男の子)が、何やらキャーっ!!!‼と叫びながら、玄関に向かって走り出て来る、声と物音が聞こえてきました。
あー、子供らがまた、はしゃいで出て来たなー・・・と思うやいなや。
隣「うるさいっ!!!!!!黙れっっ!!!!!!!!!」
(( ゚д゚) ピタッ
予想だにしなかった突然の大音声に、思わず立ち止まる程驚いたのも束の間、続けざまに
ドガンっ!!!!!
という鈍くて重い、物凄く大きな音を響かせ、ドアが閉じられました。
( ゚д゚) エット・・
( ゚д゚)
( ゚д゚) ダマレッテ・・・
( ゚д゚) 誰が?子供が?
( ゚д゚) ソレトモ・・・・
( ಠ益ಠ)クワッ!! あたしが?
多分、半々で言ったんだろうなー・・と言うより、子供よりも、むしろあたしに言ったんだろうな。
人様に迷惑掛けただけじゃ飽き足らず、苦情を言われて「うるさい、黙れ」とか、
いい性格してんじゃねーか。ゴゴゴゴゴゴゴ(╬ಠ益ಠ)ゴゴゴゴゴゴゴ
思わず、もう1度チャイムを鳴らして、「その態度はなんだっ?!どういうつもりだっ??!」と、
今度こそ怒鳴り付けてやろうかと思いました。
が。
・・・いや、子供がうるさい事にいちばんイラつくのは、ずっと一緒にいる母親だもんな。
それは良く解る。
それを他人にまで指摘されて、余計に腹が立ったんだろうな。
あたしだってきっと、腹が立つだろうしなぁ。
・・・・でもだからって、隣人に向かってというか、わざわざ聞えよがしに子供を怒鳴りつけるか?
・・・・・いやー、しないな。
そんな、相手に申し訳ない上に、みっともないこと、絶対しない。
・・・・・・・・・・・・あの奥さん、そんな人だったっけかなぁ・・・・・。
ほんの2~3秒、その場で逡巡していましたが、まあいいやと思い直し、部屋へと戻りました。
そして夜、帰宅したヤギに早速報告。
ヤ「Σえっ?!!あの奥さん、そんなこと言うのっ?!?!! しかも、怒鳴るんだー・・・へぇ~」
も「ねー、意外だよね」
ヤ「うん、意外」
も「もうさ、半分あたしに言ってんだなーと思って、頭に来て、今度こそ怒鳴り込んでやろうかと思ったよ」
などと話し、その日は終わりました。
そして、その翌日の日曜日。
あたしはアロマの講習会
の約束があったので、タイをヤギにお願いし、ひとり外出。
夕方、アロマ化粧水を手に、ほくほくと帰宅したあたしに、ヤギがこう報告してくれました。
ヤ「お帰り~。さっきね、隣の旦那さんが来たよ」
も「はっ!!?なんでっ!!?!」
ヤ「昨日はご迷惑をおかけしたみたいで、すいませんでしたって」
も「そんな、わざわざ謝りに来たのっ!? すごいな・・・・・今度旦那さんの顔見たら、わざわざどうも
すいませんでしたって言っといた方がいいかな?」
ヤ「いや、言わなくていいんじゃない?なんか不満そうだったし」
も「不満そう?何で?」
ヤ「さぁ。なんか、『車が無かった(ヤギが車で外出してた)から、誰もいないかと思って、多少の事は
良いかと思って』とか、言い訳っぽかったよ」
も「え、なに。悪いと思って謝りに来た感じじゃなかったの?」
ヤ「ん~、どうかなぁ。終始不機嫌そうだったしなぁ。違うかもね」
も「(;´゚д゚`)えぇぇえぇ~、なにそれぇぇ~~、なんかやだぁぁ~~」
ヤ「なにが」
も「だってなんか、子供の喧嘩に親が出るじゃないけどさぁ、たかだか主婦同士の諍いに、わざわざ旦那が
出てきて、単に謝ってくれるんならともかく、そんな感じでしょ~?
なんか事がおおごとになった感じが・・・・やだぁぁ~~」
ヤ「そう?それでも謝ってくれたんだし、いいんじゃないの?」
も「そうかなぁ~・・・・」
思いもよらない旦那さんの登場に、そして、ヤギから聞いた、その旦那さんの様子に、なんだか不穏なものを感じ、気が滅入るのを感じましたが、今更どうすることも出来ず。
「まぁいいんじゃない?」という、ヤギのめんどくさい主義(考えてもしょうがない事を、いちいち考えるな、めんどくさい!
と言う主義。ポジティブシンキンと言えなくもない・・かもしれない)に流され、まぁいいかと、その日は終了。
それから2日間。
何か言われるんじゃないか、また隣の旦那が来るんじゃないかと、ビクビクしてましたが、
隣人と顔を合わせる機会もなく、平穏に過ぎました。
なんだ、あたしの考え過ぎだったのか。
あたしは心配性だし、考え過ぎるからな。
ともかく、よかった(´∀`)ホッ
・・・・・と安堵した、3日目の水曜日の朝。
いつも通り、ヤギを送り出すべく、タイを片手に玄関先まで見送りに出ました。
ヤギが玄関のドアを開け、郵便受けから新聞を引き抜くと、何か茶色いモノが落ちました。
つづく。
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これから。これからなんですよ。