水菓子
古くは、「くだもの」と「菓子」は、ともに「正式な食事以外の軽い食べ物」全般を指すことができることばでした。


 

つまり、果実類・菓子類・間食や、はては酒のつまみなどのことをひっくるめて「くだもの・菓子」と呼ぶことができたようです。


 

2つのことばの違いは、「和語(やまとことば)」か「漢語(漢字書き・音読みのことば)」か、という程度のもので、あまり意味の違いはなかったものと思われます。



 

水菓子と呼ばれるようになった由来と語源
それでは、なぜ果物のことを「水菓子」と呼ぶようになったのでしょうか。

時は漢字が日本に伝来する前まで遡ります。



当時は、植物由来の食べ物全般のことをすべて「くだもの」と呼んでいたそうです。弥生時代に入り漢字が伝来して、くだものには「果子」や「菓子」という字が当てられるようになりました。


 

そして中国から仏教が伝わってきた頃、穀物を加工して作られる、現在でいうところのお菓子にあたる「唐果物(からくだもの)」も持ち込まれました。

 

この頃にはそれら唐果物などを含め、正式な食事以外の食べ物のことを「くだもの」と呼んでいたのだとか。


 

さらに時が進んでいくにつれ、それぞれの呼び方が変化していきました。江戸時代には砂糖や小麦粉などを使用して人の手によって作られる甘い食べ物のことを「菓子」、果実類のことを「水菓子」と区別して呼ぶようになったのです。

 

ちなみに果実類の呼び方は地域によって異なっていたようで、現在の京都やその周辺を指す上方では「くだもの」、江戸では「水菓子」と呼ばれていたのだそう。水菓子とは、主に江戸で使われていた呼び方だったのですね。

 



現在は全国的に果実類のことを「くだもの」と呼び、水菓子と呼ぶことはあまりありません。一方で、最近は水ようかんや水まんじゅうなどのことを「水菓子」と呼ぶことも多くなってきましたが、前述の通り誤用とみなされることがあります。


 

生菓子ってどんなもの?
水菓子の由来を知ったところで、続いては水菓子だと思われがちな水ようかんや水まんじゅうといった「生菓子」の特徴について軽くチェックしてみましょう。

和菓子は、水分量によって生菓子、半生菓子、干菓子に分けられます。
ここではさらに氷菓子についても触れているので、あわせて参考にしてみてくださいね。



 

生菓子
和菓子において、水分量が30%以上含まれているものが「生菓子」です。

主に大福や団子、どら焼き、おはぎなどがこれに当たります。餅やあんこが使われていることが多く、やわらかくしっとりとした食感のものがほとんどで、あまり日持ちしないのが特徴です。


 

半生菓子
水分量が10〜30%の和菓子を「半生菓子」と呼びます。

代表的なものには最中やようかん、甘納豆などがあり、小さいサイズのものが多いようです。ただし、ようかんなどは作り方によって水分量が変わるため、しっかりと練られたものだと半生菓子になりますが、生菓子に分類されることもあります。


 

干菓子
「干菓子」は水分量が10%以下の乾いた和菓子のことで、落雁や煎餅、八ツ橋、金平糖などが該当します。

軽い食感のものが多く、日持ちするのが特徴です。


 

氷菓子
「氷菓子」とはその名の通り、かき氷やアイスキャンディー、シャーベットなど、それぞれ糖蜜や果汁などを混ぜ合わせて凍らせたもののこと。


 

乳脂肪分を含んだアイスクリームなども氷菓子に含まれることがあります。

ちなみに、冷やした状態で提供されるお菓子の総称は「冷菓」と呼ばれ、これには上記に挙げた氷菓子のほか、ゼリーやプリン、パフェなども含まれます。


 

これが江戸時代ごろになると、「菓子」ということばが「人が手を加えて甘く作った食べ物」のことだけを限定的に指すように変化しはじめます。

いっぽう果実類を指す場合には、上方では「くだもの」、江戸では「水菓子」ということばが使われるようになったようです。 


 

現在では果実類を指す場合に、全国的にも「くだもの」と言うことが多く、「水菓子」とはあまり言わないのが実情です。 

なお本来の意味とは別に、一部の業界では、水ようかんやくずもちなどの総称として「水菓子」ということばを使う場合があります。


 

ただし、これはあくまで専門分野での使い方だと心得ておいたほうがよいでしょう。
 
なお、最近よく使われる「スイーツ(スウィーツ)」ということばは、お菓子(甘いもののみ)・デザート・ケーキ・和菓子などをひっくるめて指すことばです。


 

現在「お菓子」と言うとポテトチップスなどのスナックも入ってしまうし、また「デザート」と言うと食後に限定されてしまう、などということがあって使われるようになったのでしょう。

椀盛(わんもり)
日本料理で汁物用の椀に、だしと共に主役となる具材(魚・海老・野菜など)を美しく盛り付けた料理。

またはその一品のことです。懐石料理などで、味と香り、見た目を重視して供されます。




椀盛の基本的な意味
椀に盛り付けた料理全体を指す言葉で、特に懐石・会席で出る「煮物椀」「椀物」とほぼ同義で使われることが多い。

だしと具材の調和や、盛り付けの美しさを重視する。


 

椀盛に使われる主な具材
白身魚、海老、貝などの海産物。
季節の野菜(筍、蕪、里芋、冬瓜など)。
湯葉、豆腐、真丈(魚のすり身)などの練り物。
木の芽、柚子、三つ葉など香りづけの薬味。


 

椀盛が出る場面と位置づけ
懐石料理の献立の一品として供される。
祝宴や正式な会席で、格の高い料理として扱われる。
味覚を集中させる料理として、量は多くなく上品な盛り付けが多い。


 

椀盛と似た用語との違い
椀盛    
椀に盛った一品料理全般


 

椀物    
椀盛とほぼ同義、煮物椀など


 

↑ 梅酢で色止めした八重桜 ↓

煮物椀    
だしで煮た具材中心の椀料理


 

吸い物    
具が少なめで汁を主に味


 

茶碗蒸
だし汁と卵を混ぜた卵液に具材を入れ、茶碗などの器ごと蒸して作る日本の伝統的な蒸し料理です。鶏肉や魚介、きのこ、ぎんなんなどを入れることが多く、なめらかなプリン状の食感が特徴です。


 

浜松産青海苔
浜松市周辺、特に浜名湖で養殖・採取される青海苔のことを指します。
浜名湖は海水と淡水が混ざる汽水湖で、昔から青海苔や海苔養殖が盛んな地域として知られています。


 

浜名湖の汽水環境で育つため、磯の香りが強い。
色が深い緑で、見た目が鮮やか。

 

生青海苔や冷凍、乾燥品、たたみいわしなど、加工の種類が多い。

 

和食の献立では、お吸い物の代わりのような位置づけで出されることもあります。



 

料理としての位置づけ
汁気が多く、だしと卵を味わう「汁物」として考えられることも多いです。


 

主な材料と具材

だし汁(かつおと昆布など)
調味料(薄口しょうゆ、みりん、塩など)
具材(鶏肉、えび、白身魚、かまぼこ、しいたけ、ぎんなん、三つ葉など)

 

↑ 日本酒 ↓

 


 

地域やバリエーション
地域によって具材や味つけが変わり、青森では栗の甘露煮を入れる甘い茶碗蒸しなど、郷土色の強いものもあります。



 

また、うどんを入れた「小田巻蒸し」のような変わり種もあります。

 

天ぷら茶漬け
天ぷら茶漬けは「天茶(てんちゃ)」とも呼ばれ、ご飯の上に天ぷらやかき揚げをのせて、薬味を添え、熱いお茶やだし汁をかけて食べる茶漬けのことです。



 

お店では、海老や魚介のかき揚げをのせ、わさびやショウガ、刻み海苔などを添え、ほうじ茶やだしをかけるスタイルが多いです。


 

どんなときに食べるか
天ぷら専門店などでは、コース料理の「締め」として出されることが多く、揚げ物を楽しんだあと、さらっと食べられる一品として親しまれています。


 

基本的な食べ方のイメージ
ご飯の上に天ぷら・かき揚げをのせる。

 


 

わさび、ショウガ、海苔などの薬味をのせる。

 


 

熱いお茶、ほうじ茶、またはだし汁をかけて、さっとかき込むように食べる。


 

天ぷら茶漬けの由来
江戸時代以降に広がった

 


 

屋台の天ぷら文化
茶漬けという手早い食事文化が結びついて生まれた料理と考えられています。




文化庁委託の食文化調査の資料では、江戸の天ぷら屋は「何々茶漬け」も一緒に出す店が多く、天ぷらがそばや飯、茶漬けと組み合わさる中で「天ぷら茶漬け」や天丼が生まれていったという記述があります。


 

江戸の外食文化との関係
江戸時代、天ぷらは屋台で串に刺した揚げ物を立ち食いする大衆料理でした。


 

一方で茶漬けは、元々は湯や茶を飯にかけた簡素な食事でしたが、江戸時代になると具材をのせた豪華な茶漬けも登場します。


 

こうした中で、串天ぷらを茶漬けにのせた「天茶」、飯に天ぷらをのせた「天丼」といった「天ぷら×ご飯もの」が発展していきました。


 

料理としての位置づけ
明治以降は、天ぷら専門店や料亭などで、コースの締めに出す「天茶」という形で洗練され、美食家の北大路魯山人も好んだ伝統的な一品と紹介されています。


 

つまり、正確な「発祥の店」や「年」は特定されていない。しかし江戸の天ぷらと茶漬け文化が重なって自然に生まれ、料亭文化の中で「〆の天茶」として定着したという流れで理解されることが多いです。

 


 

桜海老のかき揚げ
桜海老は、体長4センチほどの小さなエビの一種で、透き通った体に赤い色素を持つため、群れで獲れると桜色に見えることからこの名前がついたとされています。英語では「サクラシュリンプ」とも呼ばれます。


 

日本では主に静岡県の駿河湾で水揚げされることで知られています。国産の桜海老はほぼ駿河湾産と考えてよいくらい、産地が限られた食材です。


 

桜海老の漁期は一年中ではなく、春と秋の二回だけとされています。生の桜海老は桜の花びらのような淡いピンク色で、火を通すと色が濃くなり、香りと旨味が強くなります。


 

桜海老は、生のまま丼にたっぷりのせたり、かき揚げ、パスタ、炊き込みご飯などでよく使われます。特にかき揚げにすると、香ばしさと甘みが引き立ちます。
 

国土交通省は

「自動車の検査(車検)」について、次のような趣旨で説明しています。
自動車の検査、いわゆる車検は
検査を受けた時点で、その自動車が国の定める安全基準や環境基準に適合しているかどうかを、一定期間ごとに国が必要最小限チェックする制度。

 


 

↑ 車検の時期が迫ってきました ↓


ここでポイントになるのは次の二つです。
国が定める「安全・環境基準」に合っているかを確認する検査であること。


 

一定期間ごとに行う「最低限のチェック」であり、車検を通ったからといって、有効期間中の安全性そのものを保証するものではないこと。


 

↑ 今回も至近のガソリンスタンドへ ↓

 

そのため国土交通省は、車検とは別に、日常点検や定期点検をユーザーの義務として位置づけており、継続的な点検整備で安全を確保する必要があるとしています。




国土交通省の「自動車の検査登録制度の概要」では、自動車は国民の基本的な財産であり、その所有権の保護とあわせて、国が定める安全・環境基準への適合確認を行うことが必要だとされ、そこで実施されるのが車検です。


 

つまり車検は
「自動車が道路を走るために、国が一定期間ごとに行う法定の安全・環境チェック」
という制度、という整理になります。


 

車検で見る大きなポイント
灯火類・視界まわり
ヘッドライトの明るさと光軸。



 

ウインカー、ブレーキランプ、スモールランプ、バックランプ。
ハイマウントストップランプ。


 

フォグランプなど追加ランプの取り付け状態。
ワイパーとウインドウウォッシャーの作動。

フロントガラスのひび割れや視界を妨げるフィルムなど。




足回り・ブレーキ
ブレーキの効き具合、左右のバランス。
パーキングブレーキの効き。


 

↑ 5/26日9時に預ける。我が家のガレージ ↓

 

ブレーキホース類の損傷や漏れ。
タイヤの溝の深さ、損傷、サイズの適合。
ホイールナットの緩み。


 

車体・操舵装置
ハンドル操作とガタつきの有無。
サスペンションやステアリング機構のガタ、損傷、漏れ。


 

車体の腐食や著しい損傷
バンパーやエアロパーツなど外装品の取り付け状態。


 

↑ 9時に預けて16時に引き取り ↓

 

排気ガス・騒音
排気ガス中の有害物質濃度が基準内かどうか
マフラーの取り付け状態、排気漏れの有無。
マフラー音量が基準内かどうか。

 

電子装置の検査 OBD検査
近年は自動ブレーキなど先進安全装置が増えたため、車載コンピュータに専用スキャンツールを接続し、故障コードがないかを確認する「電子装置の検査 OBD検査」が車検項目として追加されています。


対象となる新しい型式の車は、令和6年10月1日以降の車検から順次この検査が行われます。

お食事

懐石で最後に振る舞われる飯物のことを「お食事」と呼ぶのは何故。


 

メニューには
一の膳
蓬豆腐(よもぎどうふ)/蛍烏賊と春野菜。
二の膳
姫栄螺と筍木の芽焼きetc。


 

椀盛/御造里/焼物/蒸物/止肴などと料理名が明記されています。


 

実際食べていく過程で、お酒を飲みながら食べていくので、全部を食事と呼んでも良いと思うのですが、お酒のを飲む「お肴」と分けているのでしょう。


 

お食事から後は「お酒の肴」ではないという事でそんな書き方ではないかと思います。


 

食事とは
生存に必要な栄養分をとるために、毎日の習慣として物を食べること、またその食物をいう。


 

食事は社会的・経済的要因や文化、個人および家族の発達段階、価値観などから影響を受け、そのありようは多様である。


 

↑ 桜海老のかき揚げ ↓

 

また、人間にとっての基本的欲求の一つであり、身体活動に必要なエネルギーの供給や身体組織の維持・修復、人間が成長・発達し健康を維持・増進するための栄養交換という生理的意義が有る。

 

おいしく食べられることで新たな活力や生きる意欲をもてるという心理的意義も有る。




コミュニケーションの場を提供し交流の媒介的役割を果たすという文化的意義とともに、社会的なルールやマナーを学ぶという社会的意義など、多面的な意義をもっている。


 

↑ 土瓶 ↓

陶器製で上部に輪状の持ち手が付いた耐熱性の高い壺形の容器で、直火にかけて湯や茶、薬草を煎じたり、土瓶蒸しなどの料理に用いられる日本の伝統的な食器です。

 

 

生活行動としての「食べること」には、食欲を感じること、食物を口に入れること、食物を咀嚼し嚥下すること、身体の中で消化・吸収することまで、人体の様々な器官と機能が関与している。

 



↑ 米飯と薬味ネギ ↓



 

看護職者は、単なるエネルギー供給として食事を理解するのではなく、人体の構造・機能の視点から食行動全体を捉えるとともに、心理的側面や社会文化的側面からも多面的に食事を理解し支援を行うことが必要である。
 

 

↑ 天茶漬け用のシンプルな塩

 

薬味ネギに使われる主なネギの種類
葉ネギ(青ネギ)
細くて柔らかく、関西でよく使われる。


あさつき
さらに細く、香りと辛味が強い薬味向き。

わけぎ
やわらかくマイルドな風味で、薬味や和え物に利用される。

 

食用花 よく使われる食用花の例

おひたしや和え物、刺身の「つま」などに利用。



 

パンジー・ビオラ
サラダやスイーツのトッピングに多用。


 

ナスタチウム
ピリッとした辛味があり、サラダのアクセントに。


 

たった一輪添えるだけで、料理やスイーツに彩りを与えてくれる食用花(エディブルフラワー)は、シェフやパティシエにとっても欠かせない食材の一つです。


 

食用花とは、文字通り食べられるように安全に栽培された花のことです。


 

これらの花は、ビタミンやミネラル、食物繊維なども含んでおり、料理の「彩り」「香り」「食感」をプラスする目的で使われます。単なる飾りではなく、食材の一つとして扱われます。




食用花と観賞用の花の違い
食用花と観賞用の花は、見た目が同じであっても、その安全性と栽培管理に決定的な違いがあります。


 

観賞用の花は、長く美しく咲かせるために農薬や防腐剤などが使用されています。これらは食品としての安全基準を満たしていません。


 

一方、食用花は、農林水産省が定める食品としての安全基準に基づいて栽培されており、食用として認められている農薬の使用基準を守るか、農薬をほとんど使わずに育てられています。


 

したがって、料理に花を使う際は、必ず食用花として販売されているものを選ぶ必要があり、観賞用の花を代用することは絶対にできません。


 

食用の花はどうして食べられる?
食用花が食べられるのは、食品としての安全管理が徹底されているからです。


 

普通の観賞用の花や、道端に咲いている花を食べてはいけません。食用花は、栽培過程で使用する肥料や水、土壌まで細かく管理されています。


 

特に農薬については、食品衛生法や農薬取締法に基づき、食用に認可されたものしか使用されないか、あるいは全く使用せずに栽培されます


 

食用花に味はある?
食用花は、味よりも香りと視覚的な効果に重きが置かれますが、種類によってはっきりとした味を持っています。


 

例えば、パンジーやビオラはほとんど味がありませんが、ナスタチウムにはピリッとした辛味があり、カーネーションには甘み、菊にはほのかな苦味があります。これらの味や香りが、料理のアクセントとして活かされます。


 

食用花は、視覚的な美しさに加え、繊細な風味や食感を料理にプラスする役割を担っています。


 

食用花の食べ方・料理への使われ方
食用花は、その美しい見た目を最大限に活かし、さまざまな料理で活躍します。


 

主に生食や飾り付けとして用いられ、サラダのトッピングや、ケーキ、パフェといったスイーツのデコレーション、カクテルやドリンクに浮かべることで、手軽に料理を華やかにすることができます。


 

また、加工や風味付けとして使うこともでき、花びらを散らしたちらし寿司や、ゼリー、飴細工に閉じ込める、ハーブティーやジャムにするなど、活用の幅が広いのも特徴です。


 

特に和食においては、刺身の「つま」として菊が添えられたり、椀物の彩り、和菓子の飾り付けなど、伝統的な用途でも重宝されています。

御造里

新鮮な魚介類を切り身にして美しく盛り付けた日本料理で、一般に刺身とほぼ同義だが、特に盛り付けや格式を意識した呼び方とされます。


 

お造りの基本的な意味
生の魚介を一口大に切った料理を指し、関西を中心に「刺身」よりもよく使われる呼称。

 

料亭や会席料理では、見栄えを重視した盛り付けを含めて「御造里」と呼ぶことが多い。

 



代表的な「お造り」の種類
①平造り
最も一般的な「お造り」の手法です。魚の「さく」を皮目を上にして置き、右側から包丁を直角にあて、引き切る切り方です。


 

マグロやカツオといった赤身の魚や、ブリやアジなどの「青物」と呼ばれる魚に用いられることが多く、切り身に厚みが出るのが特徴です。


 

マグロやカツオ等の赤身魚は、身が柔らかく大きく厚いので、薄く切ると歯ごたえが弱まります。赤身魚の身の弾力を楽しむために切り身に厚みの出る平造りが用いられます。


 

また切り身を一直線に並べることで盛り付けた際の見た目が良くなるので、美しい盛り付けを行う時に用いられます。



 

②そぎ造り
魚の「さく」を皮目を下にして置き、左側から包丁を寝かせて、魚の繊維と平行に薄くそぐように引き切る切り方です。


 

タイなどの白身魚に用いられる方法で、白身魚の弾力性を生かすことのできる切り方です。


 

白身魚は身が硬いので、繊維を断ち切って口当たりを柔らかくするためにこの切り方をします。

また、斜めに切る事で切り口が大きくなり、見映えがよくなるので、美しく盛り付けたい際に使われます。


③薄造り
魚の「さく」を皮目を上にして置き、左から薄くそぐように引き切る切り方です。

この際、皿が透けて見えるほど薄く切るのがポイントです。


 

フグやヒラメ、カワハギなどの白身魚の中でも特に身の硬い魚に用いられる手法です。これらの魚は非常に身がしまっており、噛み切れない場合があるので、薄造りが用いられます。



 

また、魚の身を薄く切っているため、盛り付けも自在で、フグの薄造りに見られるような創意工夫のある盛り付け方ができるのも特徴的です。


 

④細造り
イカやサヨリ、太刀魚などの身が薄く、平造りに向かない魚に用いる切り方です。
包丁の刃先を使って、斜めや縦に細く引き切る切り方です。


 

これらの魚はそぎ造りなどにすると身が薄いため、力強さが出なく見映えもよくないので縦や斜めに細く長く切ることで、盛り付けた際の見栄えが良くなります。また和え物などにも適しています。


 

⑤角造り
マグロやカツオ等に用いられる切り方で、山かけ用などに用いられます。

 

「平造り」と同じように約1.5㎝幅で直角に引き切り、その切り身を約1.5㎝各になるくらいに切る切り方です。



 

ハワイ料理のポキや漬け料理やあえ物などにした際に味がよくなじむようにこの切り方が用いられます。



⑥八重造り
マグロやカツオ等に用いられる切り方で、山かけ用などに用いられます。「平造り」と同じように約1.5㎝幅で直角に引き切り、その切り身を約1.5㎝各になるくらいに切る切り方です。




 

⑦皮霜造り
皮に旨みがあるとされる、タイやイサキ等の魚に用いられる手法です。魚の皮を引いていない状態で熱を通し、冷水で冷まし、切り身を切っていく方法です。


 

お湯で皮目に熱を通した場合を「湯霜造り」、皮目を火で炙った物を「焼霜造り」と言います。

皮にうまみがある魚を、皮ごと食べる場合に用いられ、火を通すことで皮の生臭みやクセを取り除く効果があります。


 

また皮の部分はコリコリとした食感であり、身の部分と違った食感を一度に楽しむことができるのが特徴です。

ダイヤモンド富士牛
和会席コースの一品として、静岡県産ダイヤモンド富士牛炙り焼きが提供されています。


 

牛の炙り焼きとは、牛肉の表面を直火やバーナーでさっと焼き、香ばしさと脂の旨味を引き出した料理の総称です。


 

焼き加減はレア〜ミディアムが多く、ステーキ、焼肉、寿司ネタなど幅広く使われます。


 

牛の炙り焼きの意味と特徴
「炙り」は表面だけを強火で焼く調理法を指す言葉です。


 

牛肉の中心は生〜半生で、外側だけ香ばしく加熱します。


 

霜降り肉やミスジ、ハツなど、脂や香りを楽しむ部位に多く用いられます。


 

炙り焼きの魅力
炙りとは、肉の表面を軽く火であぶる調理法のことです。 


 

完全に焼くのではなく、あくまで“表面だけ”を焦がし、内部は生に近い状態を保ちます。


 

表面のメイラード反応で香ばしい香りが立ちます。


 

脂がほどよく溶け、口当たりがまろやかになります。


 

中心は柔らかくジューシーで、生肉の食感も一部残ります。


 

食べ方と味付けの例
塩・胡椒でシンプルに味付けし、肉の旨味を前面に出す。


 

醤油ベースのタレやポン酢、おろし、わさびなどを添える。


 

赤ワインや日本酒との相性が良く、酒肴としても人気です。


 

注意点
中心部が生に近い場合があるため、衛生管理された牛肉を使うことが重要です。

子どもや高齢者など、生肉に注意が必要な人には十分に火を通した調理法が推奨されます。



和牛の基本的な意味
和牛とは、日本の在来牛をもとに改良された「特定の品種の肉用牛」のことです。
農林水産省の基準では、次の4品種と、その交雑種だけが「和牛」と表示できます。


 

黒毛和種
褐毛和種
日本短角種
無角和種

さらに、日本国内で生まれ育った牛であることなど、厳しい条件を満たす必要があります。



 

和牛と国産牛のちがい
和牛とよく混同されるのが「国産牛」です。
国産牛は「日本で育てられた牛肉」という意味で、品種は問いません。
 

 

和牛の特徴
和牛は、きめ細かいサシと呼ばれる霜降りが入りやすく、脂の融点が低く口どけがよいのが特徴です。長い時間をかけた改良や飼育技術によって、世界的にも高く評価されています。
 

 

箱根西麓三島野菜
静岡県三島市の西側、箱根山の西麓で標高50メートル以上の畑でつくられる地元ブランド野菜の総称です。


 

火山灰由来のミネラル豊富な赤土と水はけの良い斜面、南向きの日当たりの良い環境で育つため、甘みやうま味が強いことが特徴とされています。


 

↑ 三島西麗野菜 ↓

 

 

三島西麗野菜

代表的な品目としては、次のようなものがあります。
箱根大根    
風味が良く煮物や漬物に向く大根。

三島馬鈴薯 
メークイン    ホクホクで甘みが強いじゃがいも。

三島甘藷    
甘みの強いさつまいも。



 

三島人参    
香りがよく甘みが強いにんじん。

三島セルリー    
香りが穏やかで食べやすいセロリ。

蛸柔らか煮
蛸は火を通しすぎるとかたくなりやすいため、圧力鍋や自動調理鍋で弱火でじっくり加熱したり、加熱時間を工夫してやわらかく煮るレシピが多い。



 

茹蛸を醤油と砂糖、みりん、酒などの調味料とだしでコトコト煮て、名前の通りやわらかく仕上げた煮物です。


 

弱火で約60分ほど加熱するレシピが多い。

 


 

宮城県のレシピ例では、酒と炭酸水で弱火の微沸騰状態を保って約1時間、そのあと大根などと一緒にさらに10分程度煮て仕上げています。


 

烏賊の雲丹和え
細く切ったイカの身に、ウニをベースにした和え衣をからめた日本料理の一種です。


 

和え物というのは、具材に味つきの「和え衣」をからめた料理のことで、和え衣には味噌や酢、豆腐、ごま、そしてウニなどがよく使われます。


 

イカの雲丹和えの場合は、次のような形が多いです。
生またはさっと湯通ししたイカを細切りや薄切りにする。


 

潰した生ウニやウニの調味料に、醤油やみりんなどを少し加えて和え衣にする。
全体にとろっとウニが絡むように混ぜて小鉢やおつまみとして出す。


 

鰆の山椒焼き
春になると沿岸に近づいてよく獲れることから「春を告げる魚」と呼ばれており、このことが漢字表記の由来とされています。

鰆の切り身に塩や味噌ダレなどで下味をつけ、山椒の実や粉山椒、木の芽などで風味をつけて焼いた和食の焼き物です。


山椒の爽やかな香りとピリッとした刺激で、鰆の脂の旨味やさっぱりした味わいを引き立てるのが特徴です。


 

使われる山椒の種類
粉山椒
乾燥させた山椒の実を粉にしたもの。焼き上がりにふりかけて香りを立たせます。

木の芽
山椒の若葉で、香りが柔らかく上品です。味噌だれと合わせる「木の芽味噌焼き」として鰆に使われることも多いです。


 

お酒の希望小売価格
希望小売価格
製造業者や卸売業者などが、自己の供給する商品について希望する小売価格として示す価格である。一般には「メーカー希望小売価格」ともいう。

 



希望小売価格は、製造業者等が流通業者に対して価格設定の参考として示すものである限り、通常それ自体は問題とならない。


 

他方で、その価格を小売業者に守らせるなど、販売価格を拘束する場合には、独占禁止法上、再販売価格の拘束として原則違法となる。


 

希望小売価格は、製造業者等が流通業者に対して示す参考価格であり、実際の販売価格を法的に決定するものではない。

 

 

実際の店頭価格は、各小売業者が市場動向、仕入条件、販促方針等を踏まえて自主的に決定するため、希望小売価格と実売価格が一致しないことも多い。


公正取引委員会は、希望小売価格等を流通業者に通知する場合には、「正価」「定価」といった表示や金額のみの表示ではなく、「参考価格」「メーカー希望小売価格」といった非拘束的な用語を用いるとともに、希望小売価格等はあくまで参考であり、流通業者の販売価格は各流通業者が自主的に決めるべきものであることを明示するのが望ましいとしている。


独占禁止法上の位置づけ
公正取引委員会は、事業者が希望小売価格等を設定する場合において、再販売価格を拘束することにならなければ、通常問題となるものではないとしている。

他方、メーカーが流通業者の販売価格を拘束することは、流通業者間の価格競争を減少・消滅させることになるため、原則として不公正な取引方法として違法となる。したがって、希望小売価格は、それ自体が拘束力を有する価格ではなく、参考価格として位置づけられる。


もっとも、希望小売価格の通知と併せて値引き販売の制限、安売り店への出荷調整その他の圧力が行われる場合には、実質的に販売価格拘束と評価され得る。

笹の葉包み蓬団子
蓬(よもぎ)の葉を生地に練り込んだ団子で、独特の香りと淡い緑色が特徴の和菓子・行事食です。


 

米粉や小麦粉に茹でて刻んだ蓬を混ぜて丸め、ゆでたり蒸したりして作り、あんこを添えたり、きな粉や砂糖をまぶして食べます。


 

蓬を入れる理由
蓬は独特の香りがあって、昔から邪気払いと健康によい野草とされてきました。

 

春先の若葉を摘んで団子や餅にすると、香りがよく、色も鮮やかな緑になり、季節の行事食として親しまれています。

端午のころの厄除けや、農村の行事食として蓬団子が作られてきた地域もあります。


笹の葉で包むのは
笹の抗菌・防腐作用で保存性を高めつつ、香りを移して風味を良くし、さらに邪気払いなどの縁起を担ぐためとされています。

 

戦国期の携行食や端午の節句の縁起物として発達したとも言われ、実用性と信仰が結びついた知恵です。

 

笹の葉には抗菌・防腐作用があるとされ、常温でも日持ちがよくなる。

蒸すことで笹の爽やかな香りが団子に移り、よもぎの香りと合わさって風味が増す。

直接手で触れずに扱えるため、衛生的で持ち運びもしやすい。

 

蓬団子の基本的な特徴
蓬を練り込んだ生地の団子
生地は米粉・上新粉・白玉粉・小麦粉など
色は淡い〜濃い緑色で、蓬の香りが強い
甘いあんこやきな粉と合わせて食べることが多い



姫栄螺(ひめさざえ)
一般に小ぶりのサザエ(栄螺)を指す呼び名で、身が柔らかく上品な味わいが特徴とされ、料理では壺焼きやブイヤベースなどで用いられることが多いとされています。


 

殻ごと焼く「つぼ焼き」、殻から身を外して刺身にする、下茹でして和え物や煮物にする食べ方が基本です。


 

いずれも身と肝を取り出して塩もみし、砂やぬめりを落としてから加熱または生食します。


 

栄螺の代表的な食べ方
殻ごと焼く「つぼ焼き」なら
醤油・酒・みりん・砂糖を合わせた甘辛だれで。


 

殻から外して刺身なら
醤油や三杯酢、酢味噌などで味付けして食べるのが一般的です。

肝は甘辛煮やぬた和え、白和えなどにすると食べやすくなります。



 

下茹でして和え物・煮物・炊き込みご飯
バター焼きやパスタなど洋風アレンジ。


 

網代産真鯛と桜葉寿司
熱海市網代(あじろ)周辺の漁場で水揚げされる真鯛です。


 

相模湾の深場が岸近くまで入り込む好漁場を背景に、定置網や一本釣りなどで獲られる鮮度の高い真鯛を指す地域ブランド的な呼び名です。


 

桜葉寿司
桜の葉を使うため「桜葉寿司」と呼ばれます。酢飯と具材を包んだ押し寿司の一種です。見た目も春らしく、行楽や祝いの席に向きます。


 

桜や柿、朴などの葉で包む郷土寿司は、日本各地にありますが、いずれも共通して日持ちをよくするためという意味があります。

 

桜の葉は塩漬けにすると、クマリンという成分由来の独特の甘い香りが強くなります。



桜餅や桜葉餅と同じで、この香りとほんのりした塩味が、酢飯や魚の旨味と合わさって、春らしい風味を作ってくれます。

桜の香りをまとわせた保存性の高い郷土寿司とされることが多い。


 

柿の葉寿司や朴葉寿司と同様に、葉の殺菌作用と香りを活かした「葉で包む寿司」の一系統となります。