広島に来る前の数年間、
フューネラル奏者(お葬式で 生演奏を
する演奏者)のお仕事をしていました。
お仕事をいただく事務所では
ご一緒させていただいた演奏者さんは、
ほとんどが個人教室のピアノの先生でした。
私は ローランドの所属、
他にも Y社の先生、K社の先生、無所属の先生、、
本来なら、音楽教室業界内では、
いわばライバル同士!!
なのですが、
ご葬儀の演奏者、となると、
いちがんとなって、
お見送りする事につとめますし、
私は 先輩方に本当に恵まれました

(ありがとうございます♡)
親切にアドバイスをいただいたり、
おススメの楽譜などもおしえていただきました。
心にそっと寄り添って
亡くなられた方との人生を振り返り
たくさんの想い出を胸に
それぞれの道へ進まれるためのセレモニー。。
結婚式などの式と違うのは、
何カ月も前から予定をくんだり
ご希望の曲をお聞きすることが
お葬式では、なかなか そうはいかない。。というところ。
(いまは、終活が ずいぶん普及してきたので、少し変わっているかもしれませんね)
旅立ちのお手伝いをするわけですから、
ただ悲しい曲、悲しい弾き方をして
泣かせる 、というものでも もちろんありません。
ご葬儀の前の時間や
お許しいただいた際には
弔辞、弔電のあいだ、
お別れの時間からご出棺まで
ご希望にそって 演奏させていただきました。
お話されてる方の言葉、声の大きさ、速さにあわせて 音色も弾き方も調節します。
CDなどを使用する場合は
場面が終わると、曲の途中でも フェイドアウト(だんだん小さく)して次へ。。となりますが、
生演奏では、
実際の流れにあわせて 弾いていきますから、
それぞれの場面に きちんと終わるように アレンジしながら弾き終わります。
お別れ、ご出棺の際は このセレモニーのクライマックスですから、
精いっぱい 心をこめて、
最大限のお見送りにふさわしく 演奏させていただきました。
派手にするというのではなくて
厳粛な雰囲気の中で
故人様のお人柄にそえるよう、
音楽の力をかりて
やさしく、
強く、
温かく、
雄々しく、、、
新しい旅へと お送りする
といった感じです。
プログラミングすればパソコンで どんな音も出てくる時代になりましたが、
人の手のあたたかさでもって
最期のお見送りまで
心をこめて つとめさせていただく
とても 人間味のあるお仕事です
終活の機会がある方は、
是非
ご葬儀での ご指定の曲も
リストアップされてくださいね♪


