日本人が使っている文字のひとつに漢字があります。
ひとつひとつの漢字の読み方にも、
ひとつひとつの漢字が出来上がるにも、意味があるのです。
漢字は中国から入ってきました。
その後、日本独自の漢字が生まれていきました。
中国は歴史が長い国です。
その歴史の中では、国を治める王が変わり、国の名前が変わり、たくさんの学問が生まれてきました。
しかし、文字の読み方・解釈は、特に差し支えがないそうです。
座右版《言志四録》より
二三二 宋代の儒学
学問は宋学の祖、周溓渓しゅうれんけいや程明道ていめいどう・程頤川ていいせん兄弟の宋学に基づいておれば、
文字の読み方・解釈は、たとえ漢代や唐代*のもの(字句の解釈)を用いても別に差し支えはない。
それは試みに考えてみると、昔から今までに、孝の字を親に逆さからうと解釈したり、
また忠の字を君に叛そむくと解釈したりする者はいない。
*漢代や唐代 ―「よむ」「とく」が盛んな時代=訓詁学(くんこがく)
※因みに、孝の字は、「老」の字の「匕」を省いて、その代わりに「子」を入れたもので、上に老人、下に子がいる形である。親は言うまでもなく、広く老齢の人(先輩・目上)を尊敬するという字であるから、「敬老」も孝であるといえる。
※因みに、孝の字は、「老」の字の「匕」を省いて、その代わりに「子」を入れたもので、上に老人、下に子がいる形である。親は言うまでもなく、広く老齢の人(先輩・目上)を尊敬するという字であるから、「敬老」も孝であるといえる。
中国よりも歴史が長い日本。
日本は現存する最古の王朝です。
文字を扱えることが当たり前となった現在
わたしたちは記号のように文字を扱っていますが
その昔、国を動かす方々や
神事を行う方のみが文字を扱うことが許されていました。
すべての人が読み書きをできるようになったのは、ごく最近。
昔から遺のこっているものには意味があり、歴史があります。
文字もそのひとつなのだと思います。
全く変わってないわけではないのです。
使われなくなり、簡略化された文字や漢字も多数あります。
それでも、「孝」の字のように、解釈に大きなズレはないと思います。
昔々からある神聖な文字。
なぜその形になったのか、そう読むのはなぜか、
あなたも訓詁くんこしてみませんか?
訓詁 ー 字句の解釈。共に「よむ」・「とく」の意
あなたのお名前で。
2017年12月 再アップ記事
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