サー・ジョン・テンプルトンという投資家をご存知でしょうか?

サーは、英国王室からいただく称号なので、ジョン・テンプルトンさんですね。


バリュー投資の神様と言われている方です。


「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

という格言を聞いた事があるかも知れません。これは、テンプルトン先生が残した言葉とされています。


テンプルトン先生の事を知ったのは、15年ほど前のM氏のセミナーの時。

その時の話で、今でも覚えている逸話があって、(これはWikipediaでググっても出てこないけど)



​テンプルトン氏が見たもの


第二次世界大戦後の1948年ごろ、日本の株式市場は動き始めていたものの、戦後の混乱でまだ正常運転には程遠い状況だった時、テンプルトンは日本への投資を考えるべく来日し、宿泊先の帝国ホテルから窓の外を眺めていたそうです。テンプルトン氏の目に飛び込んできたのは、戦後の焼け野原で、休む事なく復興を目指して蟻のように動き回る日本人の姿でした。それを見たテンプルトンは「日本は近く必ず復興する」と感じ、すぐさま投資責任者に国際電話をかけて、いくつかの銘柄を買わせたそうです。


当時、日本株はPERが3くらいの優良銘柄がゴロゴロ転がり、買い手がないまま放置されていました。


テンプルトン氏が買うようになってから、彼を師と仰ぐ投資家も日本株を買うようになり、株式市場も活況を戻していったそうです。


その後、PERが20を超えたものから順番に売却をしていったそうです。


参考までに、今現在のPER3倍付近の銘柄は




参考になりますでしょうか?ラブ


テンプルトン氏はその後1960年代に再び日本株投資を始めて、いずれ日本バブルが来ると予想して資金の半分以上を日本株投資に回し、1987〜1989年の頃に全部売却したそうです。



  ジョン・テンプルトンの投資理念

テンプルトン先生には投資理念があるよう。


①実利を目指して投資をする

②偏見を持たない

③大衆に後追いはしない

④マーケットは常に変化する

⑤人気株は避ける

⑥過去の誤りに学ぶ

⑦悲観で買い楽観で売る

⑧価値ある掘り出し物を見つける

⑨世界中を探す

⑩全てを知ることはできない


全て出来そうで出来ない事ですね。

それでも日本の有名投資家と知り合えた事で、自分の投資法にも変化が生まれ、テンプルトン先生の理念のいくつかを実践でき始めているように感じています。



テンプルトン先生、2008年に亡くなるまでの数年間はカリブ海のバハマで悠々自適に暮らしたそうです。たまに電話がかかってくるので「売れ」とか「買え」とか指示を出すもののそれ以外の投資会社業務は部下に任せて、のんびりと配当生活を送っていたようですよ。


尊敬もしますが、羨ましいですね。