このタイトルは、ヨシタケシンスケの

この本から連想したのです。😊

 

 

 

かっぱは、どこにでも行ける。

55歳でも、シングルマザーでも、富豪でなくても

たぶん、ほんとにそうなんだ。

 

 

先日、誕生日だった。

 

はらぺこくんがドライブに連れて行ってくれた。

すごくきれいな海の岬。

 

 

堤防にのぼり、風に吹かれて歩く。

 

はらぺこくんが、日よけのために

頭にかざした白いタオルが、ハタハタとなびいた。

 

海鮮丼を食べて、

ソフトクリームも食べて

おみやげも買ってもらって

楽しいドライブだったけど

 

わたしの気持ちは、どこか落ち着いていた。

 

いつもの日帰り。

近場に行って、帰ってくるヤツ。

ぐるぐると、力のない凧みたいに

同じ軌道を回るだけ・・・

 

そんな風に感じる自分を持て余した。

 

わたしは

飽きてしまったんだろうか?

 

最初の頃は、どんなおでかけも楽しめたのに。

 

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車の中で、秋に行こうと言っている

旅行について話した。

 

それもなんか、ワクワクしない。

 

はらぺこくんが出してくれた案は

1泊で福島だった。

 

1泊だけー?

福島ーー?! 

東北とはいっても、関東に毛が生えたようなもんじゃん。

昔、2泊で行ったことあるし・・・

 

とはいえ、はらぺこくんにとっては

大きな一歩。

だって、初めての泊まり旅行。

彼は、そもそろも若い頃から、あまり旅行しない人。

 

だからそのときは

歩調を合わせようと思っていた。

うむうむ。

わたしは、すぐ求め過ぎちゃう。

いっしょに出かければ、

いっぱい楽しいこともあるにちがいない。

 

でもなーー

その後、福島のガイドブックとか見ても

ぜんぜんワクワクしないんだよなあ。

(福島のせいじゃなくて

 わたしが行ったことあるからですね💦)

 

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ドライブの終盤、はらぺこくんは

誕生日プレゼントをくれた。

 

すごくサプライズな贈り物!

本だった。

 

以前記事に書いたけど

はらぺこくんが大好きな「スリバチ学会」の本。

東京の面白い地形を研究する人たちの

マニアックな本だった。

 

しかもちゃんとカードが付いていた!

彼がカードをくれたのは、

1回目の誕生日以来、久しぶり!

わたしが、「カードがほしいな~」って

誕生日前につぶやいていたので、応えてくれたんだ。

 

「いつも楽しく一緒に

 過ごしてくれてありがとう。

 仕事や家のことで毎日大変だと思うから

 そんな時は

 この本を見ながら、息抜きに散歩に行こう。

 Go!Go!」

 

そんな短いメッセージが

こちょんとした、可愛い文字で書いてあった。

 

嬉しい!!

こういう、心のこもった贈り物が大好き。

 

と、感激したのと同時に

どこか、がっかりしたのも、

自分で見ないふりできなかった。

 

ちぇっ!

5年たっても、散歩かよぉ~~っ

はらぺこと付き合ってる限り

ちまちまと、同じようなとこを

グルグル回るしか、できないんだな。

 

いや、はらぺこくんと散歩するのは

本当に楽しいのです。

はらぺこくんには、地井武男のような味がある。

いっしょに歩くだけで癒される。

 

が!!!

 

「散歩も楽しめる」のと

「散歩しか楽しめない」のは

ぜんぜん違う!!

 

もう、かっぱは

もっと遠くへ行きたいんじゃーーーっ!!!

地の果てみたいなとこに、行きたいのだーーっ!!!

 

はらぺこくんと一緒なら

どんなところでも楽しい

 

そういう時期は、過ぎたんだ。

 

わたしは、もっと冒険がしたい。

 

それは、仕事や家の状況と無縁ではない、きっと。

 

今のわたしは、フルパワーを出力して

人生の軌道を新たに作る時期。

男性性を発揮するべき時なんだ。

 

そういう時は

依存的な女の子のかっぱキャラは

少し出てこなくなるのだと思う。自然に。

 

***************

 

最近、新しい人と出会った。

 

その人といると

はらぺこくんといる時とは違うわたしが

出てくるのを感じる。

 

彼は、はらぺこくんよりも、ずっと

言葉でコミュニケーションをとる人。

だけど、その水面下にも、何か世界がある気がする。

 

おそらく、魂の相性は

はらぺこくんとのほうがいい。

いっしょにいると、言葉がほとんどいらないから。

 

だから、新しい人に

無性に惹かれる、ということはない。

どこか理性的なかっぱなのだ。

 

でも、なんとなく

色んな面がバランスよく、ほどほどに合うような気がする。

まだわからないど。

 

シングルファザーの川崎さんも

そういう意味ではそう。

無性に惹かれはしないが、ほどほどに合う。

 

その人と会った帰り道、

駅で、熊本と、北陸のチラシをふと手に取った。

 

あ、わたし、このくらい遠くに行きたいんだな、ほんとは。

 

エジプト、ポルトガル、北欧に行きたい!

って、その人に言ったら

ぼくも、全部行きたいところです、

と言ってくれた。

 

 

そっか。

はらぺこくんと付き合うようになってから

わたしはつい、近場の日帰り旅のチラシばっかり取っていた。

 

でも、ほんとは、どこにだって行けるんだ。

行こうと思いさえすれば。

 

お金がない?

 

そんなの稼げばいい!!!✨

 

かっぱの中の少年が、めっちゃ元気になってきた😊

 

ただ、もしも

はらぺこくんと離れて違う人とつきあうならば

わたしは、寂しさを抱えることになるだろう。

 

次に付き合う男性がいたとしたら、

それは、元夫やはらぺこくんのような

母子一体感を強く感じさせてくれるキャラではないだろうから。

 

でも、それは、進んでみなくちゃわからない。

強烈な寂しさだって、感じてみないと、

次に自分が何がほしいのか

わからないんだから。

 

(おしまい)