へばりつく人々を見た。なぜへばりついているのかと
言えば、立っていられない程フラフラしているため。
おそらくは、体を斜めに立てかけておかなければ(笑)
倒れてしまう程酔っているのだろう。
今夜はそんな中でも、お人形のような可愛らしい服を
着て、お化粧もバッチリの二十歳前後の(いや、二十歳は
超えていなくては?!)女の子が、もう少しのところで
開いた扉と共にホームに倒れこみそうな瞬間を目撃して
しまった。危ないところだった。
元の体勢に戻った彼女、そのヒヤッとした瞬間に目を
覚ましたかと思ったが、再び扉にへばりつき・・・
何やらムニャムニャと独り言まで言っていた。
その異様な光景を見ていて目のやりどころがなく、
ふと周囲を見廻してみると、彼女と同じような人たちが
山のようにいた。反対側の扉にもヤモリのように手を
ビッタリとドアにくっつけている人が約2名。車両間の
扉の所にも約2名。座っている方たちにも、疲れではなく、
酔っ払って寝ている人模様の人が大勢。
そして、本を読みながらも彼らを観察していた私は
にわかに吐き気をもよおして・・・勿論、ジム帰り
なので飲んではいない。
ただ、酔っ払った人々から漂ってくるお酒の臭いに
しんどくなっただけ。ワインは好きだが、日本酒が
大嫌いなので、飲んだ後の臭いには特に弱い。一瞬、
目の前にある窓を開けてやろうか、などと意地悪な
気持ちになってしまった。
不景気だが、なぜか忘年会に行く回数は皆さん、
減らないようだ。5日も続けて飲んでいる人の話も
聞いたばかり。不景気を忘れるためは飲んで憂さを
晴らすしかないのだろうか。
自宅の近くには飲み屋さんが沢山あるので、近頃、
代行タクシーが止まっているのもよく見かける。
飲んだ後に自家用車で帰宅しないのは賢明だが、
列車で帰宅するのも結構危険かもしれない。扉に
へばりついていては、今日の女の子のように
いつ怪我をするとも限らない(実際、酔っ払った
状態でホームに落ちて列車に轢かれる人もある
ようだ。)
酔っ払う予定の方々は、くれぐれもご注意を
