非常ベル | Sleepy Scholar's Diary

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冬眠が好きな傾向は一生続く模様だが、一応、起きて
いる時には世界にも色々反応を示していきたいもの。

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今朝、ウツラウツラと眠りかけていた4時前。
突然に聞き覚えのある音が・・・目覚まし時計の
音はこんなのだったかなぁとボ~ンヤリと考えて
みるが、少し違う。携帯の音、こんな音に変えたかなぁ
とも思ってみるが、それも少し違う。よくよく考えて
みると火災報知機の音であった( ̄Д ̄;;

そこで、おもむろに起き上がり(隣りの部屋で
本当に火が燃えていたなら私は完全に煙に巻き込まれて
いただろう)、自分のマンションで報知器が鳴って
いるのか確かめるためにべランダに出てみる。
普通は廊下から鳴っているのだからそちらを先に
チェックするのだろうが・・・。

すると、一階の新聞屋さんの配達員の方たち5人が
上を見上げていらっしゃるので、ああ、やはりこの
建物から鳴っているのかと納得。

その時初めて、廊下側をドアの覗き穴ごしに見て
みるが、誰も出て来ている気配がない。この
マンションの住人は火事でも避難しないのか、それとも
熟睡しているのか、と訝しく思うが、皆が私と同じ
ように他人の気配をうかがっていたのかもしれない。

避難すべきかどうか迷っている間、それでももし
本当の火事ならば持って出るものが必要だと、
貴重品や濡れタオルなどを用意する。これが瞬時に
出来たのは自分でも驚くべき生存欲だと思った。

だが、ベランダから下を覗くと、新聞配達の人が
自転車で配達に漕ぎ出して行くのが見え、煙が
見えたならこんなに悠長に普段のルーティーンに
入らないはずだ、と勝手に判断。

非常ベルが鳴っているのだからすでに消防には
通じているはずだが、どうして良いのか分からず、
管理会社に電話などしてみる。明け方に事務所で
誰かが待機しているはずもないのに、私と同じアホな
住人がいるらしく、何度電話しても通じない。

そうこうするうちに、10分ぐらい経って非常ベルが
鳴り止んだ。そして、ゆんるりと消防車が3台も到着~!

と思ったら、わがマンションを通り越して、隣りの
マンションの前に結集して上を見上げている。
そして、口々に叫んでいるのが、「新聞屋が入って
いる建物や~!どこや、どこや~?!」

それは、こっちや~、どこに目をつけておる~にゃー

大声で叫びたいのを我慢して、アピールするために
ベランダから頭をひょこひょこ動かしてみた。
すると、ようやく気付いてくれたのか、一階の
新聞屋さんに「非常ベル鳴っとった?」と聞いている。
それに対する応答が「鳴ってたみたいですよ」とまるで
他人事。本当の火事だったら、自分たちも損害を受ける
だろうに・・・。

その後、バタバタ・ドタドタ、消防士さんたちが
動き回り、叫びまわる音が聞こえていたが、住人は
皆、ひっそりと静まり返ったまま。そのうちに
「大丈夫や!」と無線に向かって話す消防士さんの
声が聞こえたので、私もベッドに戻った。

警報器の故障なのか、どこかの部屋で火が出かけて
いたのか分からないが、今日はおかげでひどい寝不足。
本物の火事であったならば、今こうしてコンピュータの
前に座っていることもないだろうから、終わりよければ
全て良し。

とはいえ、あの調子なら、このマンションで火事が
出ても誰も避難せず、住人全員が丸コゲ状態になる
かもしれない。お互い、助け合いをしなさそうな、
いかにも現代的なこのマンション。自分の身は自分で
守るしかなさそうだ。