ニコラス・ケイジ出演の映画『ワールド・トレード・センター 』を観た。
TSUTAYAでレンタル用に並べられてある20本ぐらいの中で、
たまたま1本だけが残っていたので、運よく借りることが出来た。
内容は、WTC崩落の後、助け出された警官二人を中心にした
もので、助けられる側と助ける側の人間愛を感じることは勿論
出来たが、救助された人がいたという事実にも関わらず、
後味がよくない。やはり、あの911という事件で、私の心の中で
失われたものが大きすぎたからだろう。
思えば、去年の今頃 は、NYでグラウンド・ゼロを訪れていた。
あの時には、自分としては、911に決着をつけることが出来たと
信じていたのだが、こうやって当時のことを振り返る映画を観ると、
まだまだ深いところで表出され得ない感情のあることに気付く。
去年の9月11日 の日記にも書いたが、私は、911の起きた時に
ボストンにいたにもかかわらず、テレビがないために、生中継で
事件の様子を見ることが出来なかった。ネットでも動画配信は
普及していない時代だったので、正直なところ、事件の
近景映像は、この映画で流された実録映像で初めて見た。
中でもショックだったのは、人がWTCから落ちていくところ・・・。
「知らなかったの?」と言われるかもしれないが、初めて見た
あの映像には驚愕した。そして、(こう言うと語弊があるだろうが)
生中継など見なくて良かったとつくづく思った。
心の奥底からまだまだ不安定な気持ちが湧き上がってくる。
それをまとめて書くことは不可能に等しいが、テロも含めて、
人類がなす罪悪は何と恐ろしいものだろうと改めて感じざるを
えない。
