バイト先の塾に新一年生の女の子が、二人入塾してきた。
今はまだ幼稚園の年長さん。ひらがなとカタカナを覚えたばかりの、
無垢で、かつ、えもいわれぬ可愛さを持ち合わせた女の子たちだ。
最初の授業では、文字の書き方などを教えたのだが、筆箱を
開けて、お互いの筆箱に入っているおニューの鉛筆や消しゴムを
目にするだけで、興奮する二人。そして、塾指定の4色ペンを
手渡すと、そのボールペンが世にも珍しい品であるかのように、
目を輝かせて喜んでくれる。私も小学校に上がった時には、
確かに、文房具を持っているだけではしゃいだものだったな~と
ふと思い出して、感慨にふけってしまった。
文字をゆっくりと書く練習をした後は、絵を見て、そこに何が
載っているのかを答える問題に取り組んでもらった。すると、
片方の女の子は、「くまちんがふたりとうさぎちんがひとり」と回答。
もう一人は、「くまどんとぴょんどん」と回答。んも~~~可愛すぎる!
小学校に入ったら、「クマが2匹とうさぎが一匹」(正確には、クマは
○頭、うさぎは○羽)と答えるようにね、とは教えたものの、内心は、
「くまちん」でも「ぴょんどん」でも可愛いのだから、良いんじゃない?
という気持ちだった。
二人の勉強態度を、私が教えている大学生たちに、ぜひ見習って
欲しいものだ。先生が言うことは、一字一句漏らさないぞ、という
まなざしで前を向いて座っている。そして、新しいことを学ぶたびに、
その知識に感嘆してくれる。今は気力のない大学生たちも、
かつては、このように勉強に意欲満々だった時があっただろうに、と
考えると、質の良い教育を持続していくことの重要性に、改めて
気付かされる。
この、新一年生の女の子たちも、「今だけ」ではなく、大きくなっても
今の学習意欲をずっと保って、まっすぐに生きていって欲しい。
そのスタート地点で少しだけのお手伝いが出来る、ということは
非常に光栄なことだ。私ももう一度初心に戻って、彼女たちのために
頑張ろう!
