MCTオイルはたとえ糖質と一緒に摂っても、エネルギー産生はきちんと高まります。
だから「使える」油なのです。
これは他の油脂ではありえない性質です。
▶︎ 通常、人のカラダは糖質を優先的に利用するため、
糖質と一緒に摂った油脂はエネルギー効率があまり良くありません。
ところが、MCTオイルは違います。
たとえ、糖質50gを一緒に摂っても、MCTオイルはきちんと脂質エネルギーを多く産生することが分かっています。
▶︎ MCTオイルの面白いところは、一緒に摂った「糖質のエネルギー変換率を高め」、
また「MCT自身もエネルギー効率が良い」ことにもあります。
だから、ある基礎研究では、
・長鎖脂肪酸(LCT)+糖質を食べた時と、
・中鎖脂肪酸(MCT)+糖質を食べた時
で比べた場合、
後者の方が、血糖値が上がりません。
これは、LCTと違い、MCTが糖質のエネルギー変換を高めるからです。(面白いですよね)
と言っても、低糖質にした方が、MCTの効きはより一層良くなります。
▶︎ さらに、MCTオイルは腸に届く前に、胃の酸性下における加水分解で容易に消化されるという、
非常に素晴らしい溶解性があります。
そのため、他の油脂と違い、MCTオイルは、
・膵リパーゼを必要とせず
・胆汁酸もいらなければ、
・リンパ管を経由して末梢に届くという回りくどい経路もなく、、
あっさりと門脈に入り、
そのまま肝臓工場ですぐにβ酸化され、
早くケトン体に変換されますので、
各組織のエネルギーとして使われやすいという特徴があります。
▶︎ だから、エネルギー不足の疲労や倦怠感を抱えている人にとっては、
MCTの摂取は良好な結果をもたらしやすいことがあります。
▶︎ ちなみに、
ココナッツオイルの半分以上を占めるラウリン酸(C12)は、よくネットでは中鎖脂肪酸と書かれていますが、これは事実上間違いであり、代謝はほとんど長鎖脂肪酸です。
実際に、ある研究では、ひまわり油とココナッツオイルを比較した場合、摂取後の脂質エネルギー変換率はほとんど変わりませんでした。
また、この研究では、ココナッツオイルに糖質50gを加えると、脂質エネルギー変換率は低下することがわかっています。これはまさに長鎖脂肪酸の動きです。
▶︎ ところが、MCTオイルでは糖質50gを加えても、ひまわり油の単独摂取やココナッツオイルの単独摂取よりも、脂質エネルギーの産生は大きかったのです。
それだけ、MCTオイルは、糖質を混ぜても、
きちんと脂質エネルギーを保持するという素晴らしい働きがあります。
とはいえ、、いつも言うように、日本人の胃腸では慣れないと、いきなりMCTオイルを摂取すると、すぐに下痢や腹痛をもよおすことがあります。
これは、MCT摂取後に、腸で浸透圧が高まることにより起こるものです。
よって、こういう方は、MCTオイルよりはまずはMCTパウダー(できればC8のみ)で慣らしていくのがお勧めです。
MCTは、まずは食後に、少量からお試しください(3~5g/回)。私もその量からスタートしました。そうしないと、下痢や胃の胸焼けが生じやすいです。食後にお湯30ccにMCTパウダーを混ぜて飲むといいでしょう。
慣れていけば、1回あたり20gぐらい平気で摂れるようになります。
ということで、MCTは糖質オフできない人にもお勧めのエネルギー補給源となります。
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転載終わり