お姉さま、……秋と言えば紅葉……、行楽のシーズンですね……。


わたくしも早速、ニバンテさんに 誘われ、ワインスクールが主催されているココファームワイナリーへのツアーに参加してきました。。。


「昨年参加したのですが、ワイナリーを見学して果物狩りをしてと楽しいですよ。行き帰りのバスの中でわいわいワインを飲んだりしまして……」とのお誘いに二つ返事で頷き……。バスの中でワインを呑む大人の遠足、素敵です。

……ところで、そのバスにトイレはついていますか?


……え?ついていない?……そうですわよね、普通着いておりませんよね……。


……その日からわたくしの葛藤の日々は始まりました。

秋は紅葉もあり行楽の季節。そして行楽といえば高速道路の渋滞……そう、ひとたびはまると数時間トイレに行けなくなってしまうこともある、悪魔の渋滞が……。……会社帰り、薬局の前を通っては……オムツを買うべきかと思案する日々……。いやいや大丈夫、我慢できるわ、わたくし強い子。……でも、渋滞にはまったらどうするの?初めての方々の前で「ば、バスをとめてー!」と叫ぶの?おろして~と暴れて降り、高速道路を疾走するの?


……悩みに悩みました。悩んで薄毛に拍車がかかり、また一歩レディースフォンテーンに近づきました……。


結果、優雅にバスでワインを呑むその際にオムツというのも雰囲気が壊れるということで、オムツ着用は見送り。代わりに、朝からほぼ水を呑まずに参加することにいたしました。



赤貧亭


が、水は呑みませんがワインは呑みます……。



朝からほとんど水分をとっていないため、沁み渡ります。美味しさもひとしおです。

エルモアさんがもってきて 下さった白。マトロウィッターシェイム、ムルソー・ブラニー2000年

たっぷりしたお味で非常に好み。一本目から、朝からこんなに美味しいワインをいただいてしまって良いのかしらと罪の意識にさいなまれる官能的なお味でした。……朝日眩しい、8時に呑んでおります。。。



赤貧亭


(注)オムツは着用しておりません


つづけましての2本目は白ワインの貴公子Kさんが持ってきてくださった、ドメーヌ・ドーヴネ、ムルソー・レ・ナルヴォー1999年……。憧れのマダム・ルロワの白でございました。念願のマダムのワインをいただけた嬉しさに、思わず記念撮影……。浮かれすぎです。。。


赤貧亭

同じムルソーでもこの色の違い。

先の一本は緑がかった色であったのに対し、こちらは濃い蜂蜜色。

持ち寄ってくださったKさんも美味しさに絶叫し、ニバンテさんものたうっておりましたが、わたくしも叫びたくなる美味しさと凝縮感でした。洋梨、蜂蜜、白い花、茸、冷えた金属……全てが絡み合い、表現のしようのない美味しさでした。

……これまでルロワはメゾンものしか呑んだことがなく、その感想は確かに美味しいけれども、お値段に見合っているかどうか……と思っており、ドメーヌものは割高感が強いので呑まなくても良いかと思っていたのですが。。。やはりマダムのワインは違いますね……。ドメーヌ・赤も呑みたいと新たに欲望渦巻いてしまった罪作りな一杯でした。

間違いなく、生まれてこのかた呑んだ白の中で最も美味しかったです。生きているうち、また呑める機会があるとすれば、わたくしとアラブの石油王との結婚披露宴の時くらいでしょうか……。


この時点で9時前、……あれよあれよというハイペースでワインが開いていきます。。。



赤貧亭


そして出ました……人生初DRC.

DRC グラン・エシェゾー 2004



赤貧亭



(注)オムツは着用しておりません


どう考えても朝にバスで呑んでよい代物ではございません。

澄みきったルビー色、そしてお味も透明感あり凝縮感あり、骨格がしっかりしていて、けれども毛羽立った家禽的なところがなく、果実味、花の馨りが溢れる優美なお味でした。まあ、こちらにわたくしごときが何を語ることができましょう。。。ただただ酔いしれるのみでございます。ハカセさん 、貴重な体験をありがとうございます。



そんな素敵なワインを持ち寄ってくださった皆さんに対し……わたくしも何かを持っていかなくてはと思い、だからといってワインを持っていっても舌汚しのものしか持っていくことができない。。。ならば肴になるものをと思い、


赤貧亭

クロアチアから買ってきたトリュフペーストを。

クラッカーとバターナイフを持っていき、カナッペを仕立てましてワインに合わせていただきました。。。ご好評いただき、ほっと安堵。。。


赤貧亭


バスツアーは一時間に一度トイレ休憩もあり、これにも安堵。。。


頻尿女もワインを呑み過ぎても安心のツアーです。

こちら、どこのSAか失念してしまったのですが、できたてなのか非常に綺麗で



赤貧亭


伊達人には見逃せない「ずんだ茶寮」のカフェも


仙台に住んでいたあの頃、まだずんだ茶寮ってできていなかったのですよね。。。わたくしが仙台を離れた頃にお目見えしたこちら、食したことがないのです。実は同じく仙台の大学に通っていたという貴公子Kさんが「入れ違いにできたよね~」と言いながら金時ソフトを食していらっしゃったので、一口めぐんでいただきました。……ワインもアイスもたかる意地汚い女でございます。。。

美味しかったです。


トイレもすませ、心軽やかにワインの続きです。


赤貧亭



(注)オムツは着用しておりません


DRC グラン・エシェゾー 2000

ニバンテさんとハカセさんの粋な計らいで、エシェゾーの垂直呑みです。……こんな贅沢許されるのでしょうか。。。許されないと思います。。。




赤貧亭


この粘性、芳香。。。


04年も美味しかったですが、00年の熟成でさらに深みが増したお味はさすがの一言。。。


……9時台にはワイン4本が空……。総勢7人でとはいえ、朝から呑み過ぎです……。



隣を走るバスにスポーツ大会に向かうのか無邪気な小学生の姿を見つけ、「これが汚い大人よ。そんな穢れない目でみないで」とこんな朝から呑んだくれる大人になっちゃだめよ、と思っているうちにいよいよワイナリー到着です。。。



<つづく>