タイに住んでいた頃、賞味期限内の物でも開けたらにおいをかぐ、というのが習慣であった。

 

 

というのも一度、牛乳を買い、家に帰って飲んでびっくり。腐っとんがな、と吐き出した経験があるからだ。炎天下のタイで、輸送された牛乳がスーパーの冷蔵庫に並ぶ前に屋外で放置されることもあるのだ。

 

さらに日本から冷凍で空輸されるような商品もまた賞味期限が書かれていない。納豆など、手に入るだけありがたいのだが、いつ頃作られて冷凍され、いつ解凍され、店頭に並び何日たっているのかもわからない。牛乳ですら放置するねんから。

 

こうなると、頼りになるのはおのれの舌のみ。舌の上で豆を転がし探る。

コレはもう賞味期限の向こう側や~ん

という遭遇もなきにしもあらずだったが、限界ぎりぎりもまた、芳醇で旨いということも知った。

 

 

海外生活では賞味期限に頼らない舌を得たと思う。

 

 

昨日、カステラを買ってきた。

ムスコとおやつにと一口食べたところで、異変を感じた。チーズみたいな味する・・・と。ムスコを見ると半分食べてもうてる。

 

アカン、これ腐ってる!!

 

とムスコが食べているのを止めた。マジか、さっき買うてきて、もう腐ってるって、ほんまに~とパッケージを見た。

 

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チーズ味。

 

カステラのチーズ味って、なんやね~ん。

 

くそぉ、そんなフレイバーある思わんやん。よう見ずに手に取ってしもたんが失敗やったぁ。そこそこ値段すんのに。

 

 

しかし、判明した。

ワタクシの舌は正解を出した。チーズの味すると。ほやけど不思議なモンで、カステラやと思ってチーズの味したら腐ってると、しかしチーズ味やと思うと普通に食べられるという。

 

 

まだまだ、ワタクシの舌は発展途上であると思い知ったのである。

 

 

 

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