シカゴに到着した翌日から、ムスコは学校へ通い始めた。なんせ、ムスコ、ねぇちゃんの諸々に付き合わされて1週間も学校を休んでいることになるので、時差ボケもお構いなしで学校へ放り込まれた。
なんとかその一日をやり過ごしたようで、迎えに行くと、
「1週間の間に行われてたテスト、全部受けなアカン・・・」
とげんなりして戻ってきた。
翌日に音楽のテスト、しかも国家を歌いきる、というテストだという。ソファに座り、youtubeを見ながら歌い始める。部屋に上がり、シャワーをしながら、そしてトイレからも・・・、ずっとoh say can you see♪と聞こてくる。
この曲、途中からの音階の上がりが半端なく、出だし音の選択をミスると、声が出なくなる。
ムスコ、何度試しても、出だしに低くだせず、サビの高音部分で吐息となる。
鬼奴が歌うホイットニーヒューストンか
と不安しかない出来をひっさげて翌日テストを受けたのだが、なんでか知らんが、無事歌いきることができ、合格して帰ってきた。
良かったよかった、とホッとしたのだが、
いや、待てよ。
オマエの「君が代」、いまだ「千代に~ヤシの木」じゃねぇか。こっちを先に覚えたまえ。