ムスコ、発表会。
学校の吹奏楽部ではオーボエを吹いているのだが、プライベートでサックスを習っている。
習い始めて5か月で発表会というなかなかシビアな展開であった。披露する曲は、今、なぜ、それ?の「あまちゃん」。
じぇじぇじぇ
会場は、小学校入りたてみたいなちびっこたちで溢れかえっていた。ムスコの様な年齢の子はほとんどいない。
コレはお気楽に行けそうやね、とムスコを見ると、緊張しすぎてジャコみたいな目になっていた。
いよいよ本番。先生のピアノ伴奏と共に演奏するのだが、出だし、あまちゃんでなく、チャルメラみたいな音が出て、本人ビックリ。オカンとガル子、ズコーっとなる。
笑いを取って仕切り直し、調子よく吹き始めた。
NHK朝の連続テレビ小説のオープニングテーマがシカゴ郊外で軽快に鳴り響いた。
もう一つ楽しみにしていたのが、この音楽校の先生たちのセッション。マルチに楽器を操れるので、コント形式で楽器を奪い合いながら演奏していく様は圧巻で、エンターテイメント性の高い構成にわくわくした。
そして、最後、一人の若い先生がマイクを持ち登場。ピアノ、ベース(コントラバス)、ドラムの伴奏に合わせ歌を歌うようだった。
ドラムの先生が、照りを出すために卵を塗る時に使う刷毛みたいなんでドラムをたたく、いやなでる。会場の雰囲気、一気に夜のバー
そして歌い出す先生。その曲
アナタは愛がなんだかわかってない
選曲!!
会場を埋め尽くす5、6歳の子供たち、ポカーンとしている。先生お構いなしに機嫌よく歌い上げる。
ここで子供の気をひくための童謡などを歌わない、この堂々とした選曲がアメリカ人らしいと、妙に納得してしまったのである。
静かだった子供たち。大人にはわからないかもしれないが、オレたちはママへの愛がある以上、愛がなんだか知っている、とキッズたちは思っていたのかもしれない。
ポチッとプリーズ。あゝ、おおきに。