土曜日の補習校。
先生たちが抜けないといけない1時間があり、その間だけ中一の娘のクラスの自習監督をすることになり、学校へ向かったのである。
先生から自習内容を聞くと、
教科書に書かれている故事成語から言葉を選び、それを使いながら原稿用紙に体験談を書くということだった。
補習校は面白い集まりのクラスになる。
ハーフ、生まれも育ちもアメリカの日本人、このカテゴリーの子達は往々にして英語優勢。お父さんの仕事で期間限定で来ている子達、滞在年数にもよるが、この子達は日本語優勢だ。
そして、その優勢は何も言語だけではない。
自習始まってすぐ、ずっとアメリカに住んでいるハーフの男の子が、ふわ~っと手を挙げた。
その手、人差し指が立っている。そう、ナンバーワン的な手の形で挙手するのがコレ、アメリカ方式。そして、片言気味の日本語でこう言った。
「センセイ、鉛筆削り、持ってますか?」
持ってるわけ、ねーだろうが。
そう、アメリカの現地校には教室に鉛筆削りが設置してあることがほとんどなので、翌日のカバンの用意で、鉛筆を削らなくても心配なく、さらにこの学年の子たち、現地校ではもうボールペン使用なので、うっかり鉛筆を削り忘れて補習校へきちゃうのだ。
すると、女の子がしゅっと手を挙げる。
「ロッカーにあるドリルを取りに行ってもいいですか」
この子は最近、日本からやってきた子。
まさに日本人的行動。この許可を得てから動く感じ、それは給食時、「先生、ごはんにカレーをかけてもいいですか」と言っていた小学生時代を思い出す。
そう、言語だけでなく、文化、それも学校文化の違いが色濃く出るのが、補習校の面白いところ。
チャイムが鳴り、みんなの原稿用紙を集め、娘の文章もちらりと見た。
娘は故事成語から「逆鱗に触れる」をチョイス。
『ピアノの練習を嫌がる私は生意気に口答えをしていたら、母の逆鱗に触れ、椅子が飛んできた』と書いてあった。
いらんこと書かんでエエねん・・・。
実話やけど・・
ポチッと、おおきに。