フットボールの試合。
観客席の親たちからcome on, boys!! だの Go defence!とか掛け声が飛ぶのは当たり前。
もちろん、私も言いたいのだが、
なんせ、発音に自信のないあたりから、大声を聞かれる恥ずかしさもあり、
誰かがGoと言い出すと一緒に混ぜるように叫んでいる。
しかもGet the ball back!などと長くなると、途中で噛んだら一巻の終わり、と思うため、出来るだけ短い文章を選んで叫ぶ。
先週土曜日、息子のフットボールは最終戦となった。
前半6-27で折り返し、もう今回もダメだな、というムード。
ところが後半あけてすぐ、タッチダウンが決まり、勢いづく我がチーム。
試合終了まで残り5分で26-27まで詰め寄った。
タッチダウンの後にエクストラポイントと呼ばれる攻撃があり、走り込むまたはパスが通れば1点、キックでバーを越えられれば2点が入る仕組み。(ちびっこフットボールのルール)
もちろん、同点へ向けて確実に走り込むと思っていた私たち。
ところが、キックで2点を狙おうとするフォーメーションになった。
アカン、アカン、コーチ。
急いては事をし損じる、や。
絶対、キック成功せーへんて。なんでかって?
練習したことおまへんやん。
何に賭けてんねーーーん。
と観客席全員がそう思ったに違いない。
静寂の中、蹴る。
相手ディフェンスど真ん中の子のヘルメット真正面にバスコーンと当たった。
まぁまぁのライナー。バーに届くどころか・・・・。
こうして、1点も得られず。負けやな、とおそらく多くの親たちが思ったであろう。
ところがここから、勝ちたい気持ちが溢れだす子供たち。
それを見る親たちも、観客席からディーフェンス××ディーフェンス××の掛け声を送る。
ディフェンス陣が相手攻撃を4回できっちり終わらせ、残り2分30秒でわがチームの攻撃。
息子はオフェンスのラインとして、一撃で相手を倒す。福屋工務店並みにエエ仕事。
そして、その間に右はしから抜けたランニングバックがタッチダウンを決める。
まさかの勝ち越し点!!
観客席のオトンもオカンもお祭り騒ぎ。ベンチ叩くわ、インディアンみたいな音だすわ。それはもう動物園。
その後エクストラポイントを決め、残り2分。
フットボールはプレー毎に時計が止まることが多い。2分とはいえ、余裕で逆転されるのだ。祈る親たち。すると、このゲームの後に始まる、中学2年生チームがスタンバイし始め、その親たちもやって来た。
彼らも応援に混ざる。そう、彼らも、彼らの親も数年前はこのブルーチームだったのだ。
沸き起こるディフェンスコール。音量、さっきまでの倍。
もう今や、ディフェンスの「F」の発音など気にせず大声で我が家も叫ぶ。頼む、頼むから勝ってくれ。
とディフェンス陣の一人が、相手クォーターバックを押し込み、エンドゾーン内で倒すという、ダメ押しの2点を献上し、試合終了!!
こんな幸せな試合、こんな幸せなシーズンの幕の閉じ方があんのか。
最高すぎてみな涙。
この後、ほぼ全員集まって、お疲れ打ち上げパーティ。
はしゃぎ過ぎて、ポリスマンお越しになりました。
堪忍やで、許しておくれ、お代官様。ポチッとおおきに。