いよいよ40にして人生初の手術となったワタシ。
手術についてのストーリー、最初からって方はコチラから順にどうぞ。
「ボイ子さん、手術終わりましたよ」
頭上左側から声がする。
あっ、せやせや手術やったんや、終わったってか?と思って急いで目を開けた。
手術室前の廊下から扉を一つ出た場所にいた。
あー、起きた起きた、という表情の看護師さんたちが見える。
「何か夢でも見ましたか?」と質問される。
見た。そういえば見たわ、と思い「見ました」と答えると
「えっ?どんな内容でした?」と聞いてくる看護師。
「ロザン・・・」と一言答える。
「えっ?お笑いの?」とジャルジャル先生が聞く。
「そう、お笑いのロザン」と。
「ロザン、何してました?」と聞かれる。
え?そんな知りたいか、人の夢・・・と思いながらも答える。
「ロケ、してました」
全ての処置が終わり、イチ、ニのサーンで手術台から病室ベッドに乗せかえられる辺りから、麻酔の投薬を終え、外の声が届くようになるまでの数分間に見た夢やろうけども、それにしても
どんだけお笑い好きやねん・・・
手術室から病棟に運ばれるベッドの上で思う。
なんちゅう、熟睡感なのか。人生の中でこんなにすっきりとした目覚めはない。大概、えー、もー起きんの?まだ眠いわー、とか首痛い、腰痛い、あーもう全部痛い、みたいな寝起きやというのに、えらくスッキリしている。
熟睡に必要なもの。それは、シモンズやサータのマットレス、アロマやテンピュールの枕でもない。手術室のベッドに全身麻酔のコンビネーションが最強であると知った。
病室に戻る。
鼻に差し込まれている緑の酸素バーに子供たち大興奮。
カシャーカシャーと至近距離で撮影開始。
や、やめんかーい・・・
あー、日常に戻った、と思った瞬間であった。
