シカゴのある店に行った。
そこは日本人の大将が切り盛りしている店で、大将にとっては初めての海外生活であった。
その店で大将は私にこう聞いてきた。
「ふと空を見上げて、西の遠くの方を見ることないですか?」
「この空の西の方には日本があるんだなぁ、と思うと寂しくなったり、むなしくなることないですか?」
と・・・
大丈夫かいな、この大将・・・・
「えーっ?いやぁ、一切ないですねぇ」と答える自分が、だいぶ人でなしのように思えたりもした。
まぁ、確かに似すぎている。
シカゴの空は日本の空に似すぎていると思う。
四季もある、緯度は函館と同じ。
歯が痛むほどの寒さと風も吹くというシカゴならではなとこもあるが、空の感じは日本と同じだ。それが大将をおセンチにさせてしまったのか。
以前、アメイジング微笑みランドに住んでいた時は、それはそれは全然違う空やった。
なんというか、謙虚さがないというか、ワイルドというか。青さも濃いし、なんせ空の高さが年中かわらない。
虹が出ても、なんと太陽の周りに円形で現れるという、円の弧の一部分が七色で見えるという虹の概念を打ち破る現象やったり、わっさーと葉の伸びたヤシの木に、天然のクジャクが歩いてたり、「おくさん、みて、象が見える」とデカい野原を悠々と歩く誰にも飼われいていない像がいたり・・・・。
どこやねん、ココ・・・
と思いながら、時に寂しくなることもあった。
似すぎていてもさみしい
違いすぎてもさみしい
というものなのか・・・。
そう思いながら、ワタシは今何を感じるのだろうか、と西の空を見てみた。
ものすごい雪が降っている・・・・
あぁ西海岸ええなぁ、今もぶっちぎりであったかいんよなぁ、と
想いが途中下車しとんがな!!
今日はよりいっそう、どんよりとした空で雪降ってますさかい
大将、またおセンチになってはらへんかなぁ・・・。