
「この映画の恋愛に少しでも共感出来るなら
深い恋愛をしてきた大人の女性ってことだよ」
行定勲監督は言い、ニヤリと笑った。
「大竹しのぶさん演じる女性のある行動に“深さ”を感じ
惹かれましたね~、なんていうか男には分からない
深い感情を持つ女性に魅力を感じる」
主題歌を歌ったクレイジーケンバンドの横山剣さんが呟いた。
1/26公開の行定監督の新作『つやのよる』から見る
2人の大人の男性の恋愛における男の本音を聞きながら
もう頭がグルグルしてしまったのが本音。
「魅力を感じるのは男を飽きさせない女」
「関係を長続きさせるには“恐怖”を感じさせる女性」
面白かったけれど、怖い話しで、それでも肉食的で
本能的で、色気のある成熟した男性の恋愛談義でした。
みなみさんから質問のあった
「映画からヒントを得て恋愛で試したことは?」
どうだろう? あるのか?ないのか?
自分でも自分が分からないことが多くて
言うなれば、やや本能的で脆いところもあるかもしれなくて
相手が全部見せてくれないなら自分も全部見せられない用心深さや
甘えも強いから、無敵に自分の愛を信じる一途な映画に惹かれながら
『猟奇的な彼女』に涙を流すくらい
自分のふがいなさに痛感してしまうこともあるから。
理性で恋愛出来ないし、惚れっぽくないので
きっと「試す」ほどのゆとりの感覚はないかもしれない。
『つやのよる』に出て来る女性たちの誰にも
自分は当てはまらないけれど
その女性たちの感情のかけら、かけら、に自分が存在するから
お手本にしたくない恋愛の結果だけれど、痛々しい位
本能的で、魅力を感じるのかもしれない。
愛され女子になれそうな『きみに読む物語』みたいな女性や
『私の頭の中の消しゴム』みたいな女性。
お手本にしたいですよ。

そんな夜、ウェディングドレスが飾られている
友人の写真展に顔を出した複雑な夜です。