ここのところ「志事」について書いています。
一昨日のブログはこちら。
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ここで書いていることの中に
「自分自身になる」と書いたのですが、
今日はそのことについて、書こうと思います。
私が、そのことを思った時に思い出したことがあります。
それは、先日たまたま NHKで観た「地球イチバン」という番組。
「第3の性が輝く街~メキシコ・フチタン」
メキシコのフチタンという村では、「ムシェ」と呼ばれる
男性でも、女性でもない人達(心は女性で、容姿は男性)が
当たり前のように社会に受け入れられていました。
見た目も女性のように、きれいにお化粧をして、女性の格好をしています。
私が、いいな、すごいなと思ったのは、「ムシェ」が当たり前にそこに存在していることと、
「ムシェ」が仕事で周りから認められていることでした。
フチタンでは 誕生日や様々なことで、近所の人がたくさん集まって(200人規模!)
パーティーをするのですが、その飾り付けは、ムシェのお仕事だそうです。
ムシェは、美的センスがいいからというのと、背も高いので、はしごでの作業も難なくできて、ピッタリのお仕事だということで、やっている本人も、誇りを持ってそのお仕事をしていました。
周りの人も、とても嬉しそうでした。
また、あるムシェは、ドレスを作る仕事をしていました。
こちらも、美的センスと手先の器用さを生かしたお仕事です。
彼女は、こんなことを言っていました。
「ムシェである私を選んでくれたのだから、中途半端な仕事はできない。」
そして、出来上がったドレスを、特別な13歳の誕生日に主役の女の子が着て、その家族、周りの人々が喜ぶ姿を見て、
「ドレスを評価されるより、笑顔になってくれるのがうれしいわ」と笑っていました。
これは、まさに「志事」ですよね。
私には、ムシェの人達がとても魅力的に映りました。
「女にはなれない。でも、自分として生きていく。」
そういう姿に とても感動しました。
ここに至るのには、たくさんの葛藤もあるわけで、
そのプロセスが、ムシェを魅力的にさせるのでしょう。
きっと何度も何度も「私は何者か?」と問いかけたのだと思います。
そして、自分を偽ることができなくなって、選択をする。
それには、大きな決断が伴います。
両親を悲しませることになるかもしれない。
周りの友達が離れていくかもしれない。
それでも、その道を選ぶのか。
この番組を観ていて、人は、自分の事を偽っては生きていけないのではないか、
そんなことを感じました。
年に一度のムシェのコンテストがあるそうです。
新人のムシェ達が、先輩のムシェに学びにいく場面で
先輩ムシェはこんなことを言いました。
「ムシェであるということは何なの?
自由であることよ。
自由で楽しみましょう」
「父や母に怒られたって、たった一度の人生。
楽しまなきゃだめよ」
性別を越えるほどの 足かせは、私にはありません。
だとしたら、もっと自由なはず。
もっと楽しむことを許したら、どうなりますか?
異国の人が教えてくれた自分らしく生きるヒントでした。
最後まで、お読みいただき、どうもありがとうございました。