現在お世話になっているT大学病院の主治医の先生によると、P-NETの発病は平均で56歳、そのうち肝転移をしている場合の発病は平均で52歳、ということでした。

母は、63歳の時に久しぶりに受けた人間ドックで初めて膵尾部に腫瘍が見つかったわけですが、その時、既に腫瘍は結構な大きさ(最大径3cm程度)でした。
実は、母は61歳の時に、胸部に腫瘍が見つかり、Z大学病院(例によって実名は伏せます)の呼吸器外科で腫瘍の切除手術を受けました。
その胸部の腫瘍は、結果的には良性の副甲状腺腫瘍という病理診断でした(MEN-1との関連性については別の機会に書きたいと思います)。

胸部の腫瘍が見つかった時、母は、レントゲン、CT、MRI、PET-CT、エコーなど、様々な検査を受けました。
そして、後から分かったことですが、なんと、その時の画像に膵尾部の腫瘍が写っていたのです(当時、最大径2.5cm程度)。
しかし、その時の呼吸器外科医の検査オーダーは、あくまでも「胸部」の精査。
膵臓を含む腹部の画像が写っていたものの、その画像を読影した放射線科医も、呼吸器外科医も、腹部の画像は見ていなかったのです(PET-CTはどこにも集積がありませんでした)。

腫瘍の大きさが63歳で3cm、61歳で2.5cmだったとすると、母のP-NETの発病は、やはり52歳くらいだったのかもしれません。
もっと頻繁に、無理やりにでも人間ドックを受けさせておけばよかった、せめて、胸部に腫瘍が見つかった時に膵尾部の腫瘍も発見されていれば今とは別の展開があったのではないか、と今さらながら後悔が尽きません。

ちなみに、手術時、母の膵尾部にはP-NETの腫瘍が2つ、山が重なり合うようにしてあったそうです。
手術前の画像診断では大きな腫瘍が1つ。
画像診断も精度が上がったとはいえ、ソフト面・ハード面とも、まだまだ完璧ではないようです。