「どんな時もポジティブな気持ちだけ持ちましょう!」
…そんなふうに、私は思っていません。


人間ですから、いろんな感情があるのは当たり前。
嬉しい・楽しいだけでなく、

落ち込んだり、悩んだり、悲しさや怒りが込み上げてくることもあるものです。


とくに、自分の思ってもいなかった出来事――
いわゆる「逆境」に直面したとき。


どうしたって心は揺れますよね。
凹んだり、泣きたくなったり、立ち止まったり…

それって、ごく自然な反応です。


そんなとき、大切なのは
そのネガティブな感情を「なかったことにしよう」と抑え込むのではなく、

「今、こういう気持ちになってるんだな」と、自分の感情を受け入れてあげること。


そして、そんなふうに感じている自分自身を、
責めるのではなく認め、

やさしく気持ちで愛しんでほしいのです。


「そんな気持ちになるよね」「よく頑張ってるよ」
そうやって、自分をいたわる気持ちが、少しずつ心を回復させてくれます。


倒れそうになったとしても、
私たちには“レジリエンス”という

しなやかな心の回復力が備わっています。


それを信じて、

「今は立ち止まってるだけ。ちゃんとまた歩き出せる」
そんなふうに思えることが、回復の一歩になります。


ひとつ注意したいのは、
そのマイナスの感情にずっと引きずられてしまうこと。
ずっと負の感情に振り回されていると、

思考も体調もどんどんしんどく重くなってしまいます。


こんな時、私は“中間言葉”を使うことをおすすめしています。


たとえば――
「きっと意味がある」
これは、ポジティブな言葉に切り替えられないときでも、

ネガティブから“フラット”な状態に引き上げてくれる、ちょうどいい言葉としておすすめです。



そして、モヤモヤの原因を見つめ直すときは、視点を変えるのも有効です。


・時間を変えて考えてみる(10年後の私だったらどう思うかな)
・人を変えて考えてみる(あの人だったらどう感じるだろう)
・場所を変えて考えてみる(違う国のことだったら?)


自分の感情を紙に書き出してみるのもいいですね。
書いた紙を破ったり、燃やしたり、トイレットペーパーに書いて流す…そんな方法もありますよ。

 

そしてやっぱり、最後は「感謝」。

どんなに小さなことでも、「ありがとう」と思える瞬間に目を向けると、
脳内では“エンドルフィン”という幸せホルモンが分泌されることがわかっています。

私たちの感情は、心だけでなく、体にも大きく影響しています。
だからこそ、ネガティブな気持ちにずっと引っ張られないように、
自分のために、ほんの少しだけ意識を変えてみませんか?


自分の心にやさしく寄り添うこと。
それが、また前に進む力につながっていきます。


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