葉っぱも死ぬ 木も死ぬ。

 

そうなると 春に生まれて冬に死んでしまうフレディの一生には どういう意味があるというのでしょう。

 

「ねえ ダニエル。ぼくは生まれてきてよかったのだろうか。」とフレディはたずねました。

 

ダニエルは深くうなずきました。

 

「ぼくらは 春から冬までの間 ほんとうによく働いたし よく遊んだね。まわりには月や太陽や星がいた。雨や風もいた。人間に木かげを作ったり 秋には鮮やかに紅葉してみんなの目を楽しませたりもしたよね。それはどんなに 楽しかったことだろう。それはどんなに 幸せだったことだろう。」

 

その日の夕暮れ 金色の光の中をダニエルは枝をはなれていきました。

 

「さようなら フレディ。」

 

ダニエルは満足そうなほほえみを浮かべ ゆっくり 静かに いなくなりました。

 

 

フレディは ひとりになりました。

 

 

著書「葉っぱのフレディ」より抜粋

 

わたしたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。

 

生きるとはどういうことだろう。

 

死とは何だろう。

 

人は生きている限りこうした問いを問い続けます。

 

この絵本が自分の人生を「考える」きっかけとなるのではないでしょうか。

 

続きます。

 

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