さて、今回は「西遊記」における猿・馬・龍の関係についてのメモです(^∇^)
中国福健省泉州の開元寺西塔の南面に、三蔵と従者が彫られているそうです。
向かって右に銘文のない猿(猴行者?)、左側に「東海火龍太子」という美青年。(龍はしばしば人間の姿で表現される)
猿が手に刀を持ち、龍太子が金箍棒を持って互いに顔だけ向き合って会話をしているようです。
刀も棒も鉄製なので、金属を忌む水怪には苦手なものですが、金の箍には霊力を弱める力がひそんでいるので、龍太子は金箍棒を平気でもっています。しかし、もともと水怪であった猿にとっては刀は苦手であります。(実際、大昔の本でも悟空は「俺は刀は使えんのだ」というシーンがあるそうです)
そこで、猿が「その棒をよこせ」と言っているのですが、棒とともにもともと龍に備わっていた神通力も譲り渡してしまった龍は無力になり、馬に変身して猿の保護下に入らざるをえなかった・・・。
太子の左肩に馬が小さく彫られていますが、それは太子の変身した姿(三蔵が乗る馬)を示しているようです。また、猿の上にも小さな僧形が彫られていますが、これは三蔵の取経を助けた功績によって成仏した猿の未来の姿であるようです。
ドラマファンの私には堺正章と藤村俊二のイメージですが・・・、孫悟空と龍馬との関係にも奥深い意味が隠されていたのですね (・・;)