今,電子書籍で宮沢賢治の『春と修羅』を読み始めているところです.
眺めているといってもよいです.
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
から始まる序文.
ご存じの方も多いことかと思います.
宮沢賢治はこの作品群を「心象スケツチ」と表現していますが
詩というか,散文というか,
言葉の断片によるうつくしい,ときに清々しく,ときにかなしく,ときに抉るような(それでもなおうつくしい)描写.
デジタルで読むとき,この電子書籍いいなあと思ったのは
縦書き
で,読んでいけるということです.
(今更ですが
)何というか,縦書きで読むべき文章と,横書きでもいいか,という文章があるのです.
何度も読み返したり,行きつ戻りつする文章も,縦書きがいいです.
総じて日本語はやはり縦書きの方が読みやすいなあという気がしてなりません.内容深くまで入っていくときには縦書きの方が好きです

まあ,好みでしょうね.
社会科学分野の本(概説書か何か)を初めて手にしたとき,それが横書きで,何だか妙に衝撃を受けた記憶があります.
日本語だけど,いかにも,横書きの国(英語圏)の学問が入ってきて,そこのテキストや方法論やそんなのをひっくるめて踏襲している,というように感じたのだと思います.(決して一概にそうとは言えないでしょうが)
そして,とても「難しい」ことが書いてあるのに,なかなか読み込めず,横に読み進むのにとても苦労しました.
横書きがダメなわけではなくて,
軽い文章なら,あるいはネットの文章なら,英語なら,データなら,いくらでも横書きでOKです.
しかし,そんなこんなで,日本で売るために縦書き(縦読み)のデバイスを作った電子書籍の各メーカーさんはえらい!と思った次第です.
お隣の国に関するこんな記事を見つけてしまうと,猶更….
宮沢賢治とは特に関係ない記事でした.
