令和7年度 練馬区 決算特別委員会質疑


産業経済費・環境費での主な質疑について

この日、多く取り上げられたテーマは、経済関連と環境部ではタバコ問題について多く取り上げられていました。

物価高対策と、区内事業者支援。

直結はしていますが、支援の方法はそれぞれ違います。

区が行う施策は、物価高で生活が厳しい区民のためなのか?

それとも、区内の事業者を支えるための経済支援なのか?

目的をしっかりもって取り組まなければ成果として現れません。

様々な質問が出ましたので、気になったものを独自メモとして掲載します。

(注意書きについては下段部分をご確認ください)

 

  商店街・キャッシュレス決済ポイント還元事業について

 

質問:PayPayだけでなく複数ペイメント化する考えは。または大手スーパーを対象としない理由は。

答弁:「物価高の影響緩和」と「区内中小事業者支援」の二目的で実施しており、大手スーパーは後者のため対象外。

   複数ペイメントは有効と認識している。契約手続や対象店舗の精査に時間を要するため動向を踏まえ検討。

 

質問:独自デジタル商品券・地域通貨の比較検討は。

答弁:特定財源の確保は現時点で困難。国・都の動向を注視し、複数ペイメントの導入検討する。

   独自のデジタル地域通貨は多額のランニングコストが必要なため現時点で導入予定はなく、他区の動向を調査研究する。

 

質問:キャッシュレス決済ポイント事業の令和7年度の実績、経済効果、商店街単独のポイント還元事業は。

答弁:令和7年度に2回実施、各回約6,400店舗、当初予算6億8,000万円、4月からの2か月間の区内一次消費額は約75億円以上で過去最大の経済効果。

   商店街のキャッシュレス利用促進イベントへの補助については、連合会と協議しながら補助内容の充実を前向きに検討。

 

質問:商店街イベント補助率の引き上げ、補助対象経費の拡大、まちゼミの補助限度額100万円の見直し、連合会ホームページの改修支援を。

答弁:実情に沿った支援の検討、補助終了後も中小企業診断士等の助言を受けられる仕組みの検討、ホームページは平成19年開設以降解を行っていないためSNS連携に対応した改修支援を連合会と相談。

 

 

 

  中小企業支援・経済・労働環境等について

 

質問:ねりまビジネスサポートセンターの相談件数・内訳と満足度は。
答弁:令和7年度2,808件(総合相談990件、創業457件、税務285件、販売促進・集客207件)、満足度は「大変満足」「満足」計85.9%で前年度82.8%を上回った。

 

質問:区内経済の認識、産業融資の貸付状況、金利上昇局面での貸付金利見直しは。
答弁:区は業況DIがマイナス1(前期マイナス6から改善)で来期予測はマイナス3と慎重。
   貸付は680件(普通511件・景気対策特別493件・小口472件)で運転資金目的が多く、金利については検証の時期と認識しつつ事業者負担や他区状況を注視して検討。
 
質問:産業経済費の決算減(約3億3,000万円減)が事業者支援の縮小か。
答弁:主因はコロナ禍特別融資の返済進行に伴う利子補給額の減少で縮小ではない。
   1月から物価高影響事業者向けの区独自特別貸付を実施予定。

 

質問:新規ビジネスチャレンジ補助事業と空き店舗入居促進事業との併用は。
答弁:区は要件を満たせば併用可(同一経費の重複は不可)、商工観光課所管の空き店舗活用支援制度とは重複利用不可だが応募可。   
   制度が分かりにくいとの指摘に対し、一本化に向け補助額・要件の見直しを検討中。

 

質問:出張相談事業は、計画策定後のフォローアップと成果検証の仕組み、AI・デジタル技術の相談・試行・効果検証までを一体的な支援の強化を。
答弁:事業計画策定で終わりとせず定期的な聞き取りで進捗・課題を把握し、再訪問・継続相談・補助制度の活用につなげ、AI・デジタルは経営相談での助言、生成AI活用セミナー、HPや動画での事例発信を実施して引き続き支援する。

 

質問:日本大学芸術学部連携の情報発信支援事業補助金は、初年度の令和7年度に4事業者採択、交付額約187万円。
   商談や新規需要のきっかけ、全5話のショートフィルム事業者は再生回数が数百回から1万回超の実績。
   動画完成後のネリサポ支援と、今後は。
答弁:物価高・人手不足の中で情報発信力向上が一層重要であり、販路拡大・認知度向上の取組として引き続き推進。

 

質問:アニメ産業特別貸付の実績は。答弁:令和3年度から8月末で22件・約1億6,070万円、21社利用、繰上完済3件・代位返済1件で概ね順調。
質問:創業支援の状況は。答弁:創業相談は令和3年度437件から7年度927件、創業者は46名から62名へ増加。

 

質問:ねりまファミリーパックの学生加入と大手福利厚生サービスとの連携は。
答弁:区は産業振興公社と協議し、若い世代向けサービス充実・学生加入・大手企業との連携を検討。

 

  都市農業・農地保全について

 

質問:生産緑地貸借(8月末時点28件)の課題、農の学校と東京農業アカデミーの役割分担、貸借可能農地の掘り起こしは。

答弁:区は担い手確保と貸し手・借り手のマッチングが課題と認識し、各事業の関係を含む大まかなフローを新たに作成・提示。     JA東京あおばとの全戸訪問で所有者意向を把握して将来貸借可能な農地も含めマッチングへつなげる。


質問:農地・担い手・経営支援の効果は。

答弁:全戸訪問・農の学校・生産緑地貸借・補助を一体的に実施し、貸借28件・約6万1,000㎡で後継者不在農地の保全や機械・      

   施設整備による作業軽減に効果があったが、農地面積・農家戸数は減少中。


質問:営農意向の把握と、相続税負担への財政支援は。

答弁:令和6年度から3年計画で約500軒の全戸訪問を実施し営農状況・後継者・貸借意向を把握している。

   相続税は納税猶予制度の周知に加え土地活用保全推進自治体協議会を通じ制度拡大を国に要望している。

   直接的な財政支援はしていないが農サポーター事業や機械購入補助で負担軽減を支援している。
 

 

  歩行喫煙・喫煙所対策について

 

質問:喫煙所増設、コンテナ型・密閉型喫煙所の導入を。

答弁:駅周辺の用地確保が困難で適地を探す。

   電柱看板・啓発シール配布や駅頭キャンペーンで周知、密閉型は臭い対策に有効と認識しつつ用地確保が課題。


質問:JT連携による喫煙所の環境向上と、喫煙禁止区域指定は。

答弁:設置に一定の効果を認めるが、駅周辺は適地が見つかりにくく増設以外の対応も検討。

   現在の4駅5か所はJT連携でパーティション・脱臭剤・音声ガイド等を実施、禁止区域は条例上設定可能だが区域指定の先行には懸念があり、喫煙可能な場所の整備と併せて検討。


質問:苦情の多い大泉学園駅北口の喫煙所の一時閉鎖、コンテナ型喫煙所は。

答弁:大泉学園駅北口喫煙所の一時閉鎖は現時点で考えていない。

   コロナ時の閉鎖で周辺に吸い殻が散乱した経験もある。 

   コンテナ型補助は承知しており、情報収集しながら設置可能な場所を探す。

 

 

 

  清掃・リサイクル・資源循環について

 

質問:マンションでも使えるコンポスト容器の斡旋拡大を。

答弁:斡旋は協定事業者の商品に限られ種類拡大は困難だが、段ボールコンポスト動画や堆肥作り講座を実施し、第5次一般廃棄物処理基本計画で生ごみ消滅型容器の推奨等を検討。

 

 

質問:紙類の分別(雑がみ)の周知、製品プラスチック回収変更の影響、収集作業員の熱中症対策、粗大ごみ収集DX、手数料のキャッシュレス、水素パッカー車活用を。

答弁:可燃ごみにリサイクル可能な紙類が一割強含まれている。

   分別アプリ・チャットボット・袋の作り方動画で周知する。

   製品プラスチックで年間約2,000トン回収し、一人一日当たり419g→約411gへ(23区3位)と見込む。

   熱中症対策はファン付き作業着・冷感インナー等を導入している。

   DXは粗大ごみのルート作成が約3.5時間→約5分に短縮され年内本格導入へ最終調整

   オンラインキャッシュレスは4月約40%→8月約43%で、持込み分は令和10年度システム更新時に合わせ検討。

   水素(燃料電池)収集車は大規模マンション収集と啓発イベントで活用し、学校等はスペース確保できる場合に検討。

 

 

 

  公衆浴場について

 

質問:公衆浴場の役割と経営状況、設備改善補助の対象経費、緊急修繕枠の見直し、割引入浴の年10回→12回拡充・季節湯・PRは。

答弁:区は公衆衛生・地域交流・高齢者健康づくり・災害時協定など欠かせない施設でありながら燃料費高騰と老朽化で経営環境が厳しい。

   利用実績・浴場アンケート等で実態を継続把握した上で、物価高騰や他区事例を踏まえ制度のあり方を検討、季節事業・利用促進策を含め浴場組合と意見交換しながら検討。

 

 

 

  みどり・子供の外遊びについて

 

質問:「遊びのマニフェスト」、こどもの森での取組、プレイリーダーの人件費増額、教育委員会等との連携、森林浴の拡大、バイオネストの評価と展開は。

答弁:マニフェストとこどもの森の自然体験は共通する部分があるとし、運営事業者と連携して機会を充実、拡張整備が実現すれば受け入れ可能数が増える。

   プレイリーダーは重要な役割で令和9年度予算編成でも物価・賃金上昇を踏まえ適切に対応。

   いこいの森では森林浴活動団体と連携し体験機会を提供、バイオネストは11か所で実施され資源循環・生物多様性・環境学習に役立っており今後も活用。

 

 

 

  脱炭素・再エネについて

 

質問:高断熱窓・ドア補助の件数推移(5年度179件、6年度176件、7年度303件)、屋根・壁断熱の区独自補助追加、マンションLED照明補助の周知強化、断熱体感相談会の区役所外開催は。

答弁:窓が熱の出入りの6〜7割を占めるため重点支援とし、天井・床・壁は都の充実した補助制度を実施している。

   LED補助は増加傾向でセミナー・SNS等で周知継続、体感相談会の区役所以外開催を検討。

 

 

質疑をもとに私が独自にまとめたメモです。所属会派以外の議員・会派の質疑についても、一部掲載しています。

他会派の質疑については、質問の背景や意図まで当方で判断・解説することはできませんので

正確な内容については、正式な練馬区議会の会議録をご確認ください。

 

また、本記事では質疑の概要を分かりやすくお伝えすることを目的としているため、

区の現状や今後の方針に対する各会派・議員の政策的な考え方や方向性の違いなどについては省いています。

あくまで独自メモをもとにしたまとめであり、すべての質疑を掲載しているものではありませんのであらかじめご了承ください。