令和7年度 練馬区 決算特別委員会質疑
区民費・地域文化費での主な質疑について、独自メモとして掲載します。(注意書きについては下段部分をご確認ください)
この日、多く取り上げられたテーマは美術館・図書館再整備の白紙化についてです。
計画を白紙化することによる影響について、これまで整備計画に関わってきた区民や地域の方々、事業者への対応をはじめ、これまでに投入してきた経費の取扱いや、整備計画に関連して策定・検討されてきた各種計画への影響などについて質疑がありました。
美術館再整備白紙化、美術のまち構想、周辺まちづくりについて
質問:計画白紙に対する区長の見解は。
吉田区長:白紙化を重く受け止め、町会・自治会等に直接説明。
現況調査結果を踏まえ、区民との対話を通じて見直しをできる限り早期にまとめる。
質問:建て替え計画に戻ることはないか。
答弁:現在建物を有効活用することを基本。
現況調査結果・機能・コストを勘案し区民意見を伺う。
質問:詳細設計書に基づく積算額と許容できる費用の目安は。
答弁:実設計で詳細積算予定だったが一部業務を中断し最終積算に至っていない。
コンストラクションマネジメント事業者報告や価格高騰を踏まえ150〜160億円程度と提示したもの。
区長の中止理由は「費用があまりにも高額」のため。
質問:白紙化までに費やした経費総額、現在までの契約額・支払済額とエレベーター契約の協議状況は。
答弁:契約総額約8億1,600万円、支出済は前払い金のみで約6億5,300万円。
エレベーター契約は約2億7,180万円(前払い1億860万円)。
7月から契約解除に向け協議中で、前払い金返還を求めている。
質問:失われた市民参加の成果と経費をどう総括するか。
答弁:重く受け止めており、区民交流スペース設置など過去の意見は見直しの中で反映できるものは取り入れる。
質問:現況調査のロードマップ提示は。改築も比較できる調査にすべき。
答弁:令和9年度以降のスケジュールは検討中で、区民・議会に改めて報告。
コンクリート圧縮強度など劣化調査を行い前提条件を整理。
質問:現況調査で建て替えが必要と判断されたら再整備計画を策定するのか。
答弁:再整備基本構想は今後見直し、現況調査結果を踏まえ課題対応を整理・検討した結果が構想に変わるものになる。
質問:サンライフ練馬の設備更新と中村橋一体的検討は。
答弁:全区立施設を定期点検し不具合には速やかに修繕・保全工事。
トレーニング室機能は区民センターへ移行済み。現況調査を含め検討し区民意見を伺う。
質問:美術のまち構想やアートコミュニケーションコリドーはどうなるか。
答弁:本体構想が白紙になったため構想自体はどこかのタイミングで整理が必要。
ただし構想の街のコンセプトや取り組みは所管・施設ベースで生かせるものは生かす。
スポーツ施策について
質問:総合運動場公園の夜間利用ニーズと、夜間照明設置の再検討は。
答弁:夜間照明のある大泉さくら運動公園・大泉希望が丘公園は利用率9割程度で、総合運動場もニーズは高い。
平成28年検討時は住宅隣接による光・騒音影響で困難と判断。10年経過し周辺状況を確認しながら引き続き検討。
質問:少年野球場の修繕・課題と改修計画は。
答弁:平成30年度補修、令和5・6年度グラウンド整備済みだが凹凸が生じやすい。
都市計画道路補助第172号線の優先整備区間に接するため、整備に合わせ改修等を行う。
質問:旧光が丘第七小学校校庭の防球ネット高くするよう要望 。
答弁:ボール飛散の危険性を踏まえ前向きに検討。
質問:大泉学園町体育館大規模改修(令和9年4月〜10年6月・全館休館)時のSSC活動継続は。
答弁:他施設利用の調整や近隣区立施設の案内など丁寧に対応。早期にSSCへ情報提供し協議を開始する。
質問:地域体育館のWi-Fi環境は。
答弁:一般利用のWi-Fiは未整備。要望があり利便性向上の観点から整備を検討。
町会・自治会支援について
質問:町会・自治会数の変化と解散理由は。
答弁:平成20年度258団体をピークに減少し、今年7月時点244団体。
後継者不在や活動停止などで解散。
質問:加入率の推移と分析と、加入促進の取り組みは。
答弁:平成元年約57%→今年7月約30%。
加入世帯はほぼ横ばいだが単身・核家族増で世帯数が増加したため。
リーフレット・ポスター、転入者配布、不動産協会との協定、ハンドブック、区報・練馬まつり等で支援。
質問:若い世代への働きかけは。
答弁:リーフレット等デザイン一新、PR動画作成、デジタルサイネージ、YouTube・LINE広告で周知。
質問:デジタル導入状況、活用の効果と課題、サポート体制と成果は。
答弁:HP運用66団体、SNS運用37団体。
効果は役員負担軽減・若い世代へのアプローチ。
課題は運用人材が少なく負担が偏ること。
活用講習会、アドバイザー派遣(今年度は練馬中央自治会・谷原町会)、個別相談会を開始。
年度末に成果報告会を実施予定。
マイナンバーカード、戸籍等について
質問:マイナンバーカード保有率は
答弁:7月末現在 82.9%(全国平均 84.0%よりやや低く、23区平均 82.3%よりやや高い)。
9月2日時点は 83.1%。
質問:交付コーナーが混雑する原因は。
答弁:カードの10年更新時期と、マイナポイント事業(令和2年7月〜5年9月)の発行急増による電子証明書5年更新時期が重複。
7月から委託業務を拡大し窓口増設・増員で手続きを30分→20分に短縮。
質問:家系図目的の戸籍交付の頻度と事務対応と対策は。
答弁:毎日1件以上。
本籍地への電話確認が必要な場合もあり、他区と異なり夕方4時まで無予約受付のため、区民の待ち時間延長が課題。
現在は試行的に家系図目的の広域交付を1回につき父方・母方のいずれかで5代前までに制限。
試行を続け運用を固める。
国保・収納事務費について
質問:国保料収納率(23区3位)向上の要因分析は。
答弁:令和7年度は特別区民税 98.39%、国保料 89.19%(過去最高)。
Web口座振替・キャッシュレス拡充、徴収一元化、未納対策支援AI等の収納対策による効果。
質問:徴収一元化の効果と他区の状況は。
答弁:相談窓口の一本化で区民サービス向上、事務重複防止、知識継承の効果。
令和3年度開始時は練馬・目黒の2区のみだったが現在は7区へ拡大。
質問:未納対策支援AIの効果は。
答弁:作業時間大幅短縮、新任職員もベテラン並みの成果。
生まれた時間で滞納案件着手数が増加し、収納率維持向上に寄与。
質問:生活困窮者への早期支援は。
答弁:納付相談で生活状況を伺い納付計画を案内。
生活再建が必要な方は生活サポートセンターや福祉部門と連携し、必要に応じ職員が同行。
質問:収納率向上のさらなる方策は。
答弁:令和9年1月の標準システム移行に合わせ地方税統一QRコードを導入予定。
約30種類のアプリに対応し収納委託料の抑制も期待。
特定健康診査・特定保健指導について
質問:特定健診の不用額6,076万円の内訳は。
答弁:委託料残金5,874万円。
受診見込み3万6千人に対し実受診3万3,504人(転出等の脱退が想定以上)。
6年度受診率は41.6%。
質問:受診勧奨の現状とより効果的な勧奨は。
答弁:対象別10パターンで勧奨はがきを個別送付(年齢別・高血圧リスク等の理由別、文面やイラストも対象に合わせ配置)。
対象者の抽出方法やはがき内容を検討し受診率向上につなげる。
電動キックボードや軽自動車税について
質問:電動キックボードの税区分と課税開始時期、税額と登録台数は。
答弁:原動機付自転車第一種。課税は令和6年度分から。
90cc以下等2,000円、125cc以下2,400円、250cc以下3,600円、超6,000円。
8年度の電動キックボード登録台数は370台。
質問:来年度の税収見込みは。
答弁:原付は減少傾向だが税額の高い軽自動車・250cc超二輪が増加傾向で、来年度税収は増加を見込む。
早宮区民事務所ついて
質問:移転検討の位置づけは
答弁:かつて利用が少なかったため周知・移転検討を記載したが、周知により届出件数が7,700件→1万3,400件(1.7倍)に増加。
次期総合計画に移転を位置付ける予定はない。
ねりま協働ラボについて
質問:不採択団体へのフォローと制度への意見は。
答弁:選定審査会の評価点・改善点を丁寧にフィードバック。
応募書類の負担軽減、採択事業数は年6事業へ拡大済み。
補助金額・採択数の見直し要望は届いておらず現時点で見直す考えはない。
質疑をもとに私が独自にまとめたメモです。所属会派以外の議員・会派の質疑についても、一部掲載しています。
他会派の質疑については、質問の背景や意図まで当方で判断・解説することはできませんので
正確な内容については、正式な練馬区議会の会議録をご確認ください。
また、本記事では質疑の概要を分かりやすくお伝えすることを目的としているため、
区の現状や今後の方針に対する各会派・議員の政策的な考え方や方向性の違いなどについては省いています。
あくまで独自メモをもとにしたまとめであり、すべての質疑を掲載しているものではありませんのであらかじめご了承ください。
